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神奈川県警情報システム部の萩原です 27

葵林檎葵林檎

松田と。あとからお兄ちゃんを添えて。 気が付いたら更新の間が空いてしまっていました。悔しい…。 ご飯をおいしそうに食べる描写って難しいですね…。 いつもシリーズへのブクマ、いいね、リアクション、コメント、タグ追加ありがとうございます。 励みになります。 2026/06/10の[小説] デイリーランキング 2026/06/10の[小説] 女性に人気ランキング 2026/06/11の[小説] デイリーランキング 2026/06/11の[小説] 女性に人気ランキング ありがとうございます。いつもランキング入りさせていただいて恐縮です…。

妹主捏造。

スペック
県警の情報システム部
一般職
姉弟の話メインでやりたいので恋愛色少な目
恋愛やる場合の落ち未定

内部の仕事の割り振りはどうしているのかわからないので妄想で書いています。

じゅわじゅわと炒めている切り干し大根が音を立てる。ちょうど油と絡んだところで水と顆粒だしを入れて火を弱火に落とした。
今日は作り置きの副菜の作成日だ。既にひじきの煮物をコトコトと煮込んでいる最中。あとは何を作ろうか、と冷蔵庫を開けて見る。ナスと、ズッキーニがある。なんでこんなのウリ科のものばかりあるんだ、と過去の自分にツッコミを入れるけれど返事は来ない。

「揚げ漬しでいっか」

タッパーにお水と調味料を入れてレンジでチン。その間に深めのフライパンに少し多めに油を入れて温める。温めていればレンジにかけていたお出汁ができたのでちょっとだけ味見。こんなものかなと少しだけ醤油を足してこちらは完了。
味付けをしなければ、と切り干し大根の煮物の方にも調味料をぶち込む。
ナスとズッキーニを食べやすい大きさに切ってフライパンの中へ投入。本当は揚げればいいんだけど油の処理が面倒くさいので揚げ焼き程度で。火が通ったものからお出汁の入ったタッパーに入れていく。全て終わったら粗熱をとって冷蔵庫に入れれば完成だ。
フライパンに残った油はオイルポットに入れておく。まだ熱いけれどさっさと洗い物を片付けたいのでフライパンを洗うことにする。
ここまでした頃に煮物たちはいい感じになっていた。この子達も粗熱をとったら冷蔵庫行きだ。

「頑張りました…」

誰もいない部屋に声がこだまする。なかなかの量ができたのではないだろうか。これで平日も安心してご飯に臨めるというものだ。
ふとスマホのランプがちかちかと光っているのに気が付いた。開いてみると陣平君からの着信が入っていた。時間はほんの数分前。どうしたのだろうとはてなを浮かべつつも掛けなおせばすぐに出た。

「もしもし?なんかあった?」
『おう、少し聞きてぇことがあってな』
「聞きたいこと?」

珍しい、と思いながらソファへ座った。何を言われるんだろうと少しだけ身構える。電話口でガサゴソと音がするから何か作業をしているのではないだろうか。

『お前たまねぎいるか?』
「は?」

曰く、久方ぶりに実家に顔を出したら大量に持たされて帰ってくることになったこと、兄と姉のところでは消費できないこと、自分じゃ消費しきれないことをつらつらといわれた。
玉ねぎなら日持ちもするだろうに、といえば私みたいにコンスタントに自炊をするわけではないから余るだけ、とのこと。

「使わないなら貰うけど…」
『じゃあ持ってく』

今から行く、と言われてぷつりと電話を切られてしまった。いや、確かに家に居るけど在宅しているかくらい聞いて欲しい。けれど悲しいかなスマホは音を立てずしんとしてしまっている。これから来てくれるのならばまぁいいか、とソファの上でごろんと寝っ転がる。玉ねぎをどれくらい持ってきてくれるかわからないけれど何か大量消費のレシピでも検索するか、と検索を掛けて待つこととした。

***

そうして数十分後、インターフォンが鳴らされた。スリッパをぱたぱたと言わせて出れば陣平君だ。そのままオートロックを開けて中へと入ってもらう。数分もしない、本当にすぐ部屋のインターフォンが鳴ったのでそのままドアのカギを開けて玄関扉を開いた。

「いらっしゃい」
「お前、確認くらいしろよ」
「オートロックの時点で確認してるもん」

中へと案内すればそのまま入って来る。渡された紙袋にはごろごろと大ぶりなものが大量に入っていた。こんなに貰っていいのか、と聞けば構わないとのこと。
せっかくだし晩御飯に使おうかな、とキッチンに持っていくことにする。

「何飲む~?」
「なんでもいい」

なんでもいいが一番困るのだが、と言えるはずもなくとりあえずお客様なので紅茶を淹れることとする。ここで珈琲を選ばないのは陣平君は家の中では珈琲を好んで飲まないからだ。なんでも苦いものが苦手らしい。まぁ甘党だしな、と一緒にお菓子も出すことにする。

「休みの日にワリィな」
「いいよ、暇だったし」

紅茶と砂糖を出せば砂糖を二杯ほどカップに入れて飲み始めた。よくそんな甘い飲み物飲めるな、といろんな意味で関心をしてしまう。私も甘いものは好きだけれど紅茶や珈琲はもっぱらストレートだ。

「なんか、作ってたのか?」
「常備菜無くなってたから煮物類作ってた」

玉ねぎ貰ったし持ってく?と聞けばぱぁと顔を明るくした。嬉しそうに返事をするもんだからついつい甘やかしたくなるのはきっと姉弟共通なのだろう。
この松田陣平という男、甘やかされ上手なのだ。一人っ子だというのもあるかもしれないけれどいちいち反応が可愛いというか、オーバーなところがあるのでついつい構いたくなってしまう。

「あ、陣平君この後時間ある?」
「あるけどなんだよ」
「ドライヤー見てほしくて」

最近調子の悪いドライヤーを思い出す。兄が来たら見てもらおうと思ったけれど今陣平君がいるなら見てもらうに越したことはない。
洗面所から取って来たそれを渡して一度コンセントにプラグを差す。電源を入れれば風量の落ちた風が出てくる。しばらくその音を聞いていた陣平君だったがわかった、と言ってコンセントを抜いた。

「なんとかなりそ?」
「誰だと思ってんだ?」
「陣平君」

新聞紙あるならくれ、と言われたのでついこの間お世話になっていたそれを差し出す。もちろん競馬新聞。そしてそれからどこに隠し持っていたのか愛用の工具でバラバラに分解をした。中の基盤がダメになっているなら仕方ないけれど一度バラして何とかなるなら安いもんだ。
陣平君がそれに集中をし始めたので自分はキッチンに向かうことにする。手に取るのは先ほど陣平君が持ってきてくれた玉ねぎ。これで今から焼き漬しを作ろうと思う。自分の分ではなく陣平君の分だ。
フライパンにオリーブオイルとみじん切りにしたニンニクを入れて香りを出す。その後に輪切りにした玉ねぎを焼き目が付くまで焼いていく。思ったより量があるな、となったので陣平君用以外にも自分用のタッパーも出すことにする。焼けたものからタッパーに入れて次は調味料だ。どばどばと目分量で入れてとりあえず煮立たせる。途中一応味見をしたけれど味は大丈夫そう。それをそれぞれのタッパーに入れれば完成だ。
念のためマスキングテープに作った品名と作った日を記載をしておく。ほかの煮物達ももう冷めたころだしそれぞれに分けるか、とそれぞれ同じようにタッパーに入れてマスキングテープを記載する。

「おい、できたぞ」
「え、早くない?」

声を掛けられてぱたぱたとリビングに戻る。電源を入れてみろ、と言われたのでコンセントに差さっているのを確認してから電源ボタンを押せば元の風量が出てくる。これなら大丈夫そうだ。

「ありがとう、助かっちゃった」
「これくらい大したことじゃねぇよ」

あ、これは褒められて照れている顔だ。それがなんだか可愛くてにやにやしてしまう。何、にやついてんだよと言われたけれど知らない、ととぼけておいた。

「あ、焼き漬し作った」
「サンキュ」
「あとひじきの煮物と切り干し大根の煮物ね」
「そんな貰ってっていいのか?」

少しだけ遠慮がちに言われるけれどそんなに大量に入れたわけじゃない。陣平君なら一回で食べきるくらいの量だよ、といえばならいいけど、と黙った。
まだ冷えてないからのんびりしてってよ、といえばお前なぁ、とあきれたように言われる。

「さっきも思ったが男上げるのに躊躇しろよ」

そういわれても陣平君は陣平君だ。変なことをしないという信頼をしているからこそ家に上げている。これが仕事関係の人だったら玄関でさようなら、というわけだけれど。
と、ここまで考えて思ったが私はどうやらこの松田陣平という男をだいぶ信用しているらしい。幼馴染といえばそれっきりだけれど兄や姉、身内のようなものだとカウントしているらしい。

「陣平君だから、いいかなって」
「…お前、そういうとこだぞ」

ジト目で言われるけれど何ら怖くはない。またこの顔してるよ、くらいなものだ。
そういうとこってどういうことだ、と問いただせば兄と姉に聞け、とのこと。そんなこと言われても困る。

「ずっとこれでやってきたんだからこのまま生きていきますぅ~」
「お前なぁ……」

仕方がない、というように陣平君は大きなため息をついた。そしてガシガシと私の頭を撫でる。やめてよ、というけれどやめてくれなくて解放されたころには髪の毛はぼさぼさになっていた。

「もうちょい優しくなでてよね…」
「俺は優しいだろうが」

ふんす、と言わんばかりにドヤっている陣平君がなんだか腹立たしくなってきた。昔はあの手この手で言い負かしすることができたけれど最近はなんだかこっちが丸め込まれることが多くて年の差を感じる。

「そういえばパパさん元気?」
「おー、この間行った時ミット打ちしてたしなぁ」

パパさん―――松田丈太郎さん。私たち三姉弟がお世話になっているその人。昔は冤罪事件やなんやらで大変だったけれど私たちが中学に上がるくらいにはひっそりとその噂は消えていった。それからはよく面倒を見てくれたのだ。主に兄の。

「お礼言っておいてね」
「別に要らねぇだろ」
「たまにしか帰ってこない息子とコミュニケーション取りたいんじゃないの」

あのパパさんはなんだかんだで寂しがり屋さん、というかいつだって息子である陣平君のことを気に掛けている。私が実家の方に行った時だって道端でばったり会えばいつだって陣平は元気にしてるか、と聞いてくる。親の心子知らず、とはまさにこの親子のことを言うのではないか、と思う。
今回の玉ねぎだって本当は息子との話題作りのため、な気がするのは私だけだろうか。

「…たまに連絡はしてるっての」
「こまめに入れなよ」
「うっせ、お前はどうなんだよ」

まぁ各いう私もそんな頻繁に親とやり取りをしているわけではない。実家の方面に行くことは多々あるが実家まで行くのは面倒くさいと思ってしまうことが多く結局帰るのは正月とか盆とかまとまった休みだけだ。

「まぁ、何かあったら連絡はしてる」
「萩と千速よりお前の方が一人暮らしで危ないんだから少しはこまめに連絡することを覚えろ」

その言葉がぐさり、と刺さる。確かに連絡するのが面倒くさくて二の次になることが多い。けれどそんなに言わなくてもいいじゃないか、と恨みを込めて見ればふふん、としてやったりの顔。なんだか無性に腹が立ったので冷蔵庫からアイスコーヒーをブラックで出す。うちにガムシロップなんてないからそのまま飲むがいい。

「…」
「ちゃんと飲んでね、水分補給大事だよ」

にっこりといえば少しばかりひきつった顔。ざまーみろ、とまではいかないけれどちょっとだけすっきりした。飲めなくはないもんね。外では狼気取ってブラック飲んでるなんて言うのはお兄ちゃんから聞いている。そのあとすぐにチョコレートとかを口にしているのだって知っているんだ。

「お前、本当にいい性格してんな」
「あなたの惚れた女の妹ですから」
「千速は関係ねぇだろ」

あら、と思って顔を見れば不満そうな顔。今の言葉選びはお気に召さなかったようだ。
陣平君の姉への告白は7年前、兄が爆弾で吹っ飛んでから無くなった。あれから何か心変わりがあったのか、それともまた別の何かがあるのか、それは私にはわからない。ただ彼の中での一区切り、なのだろう。なんとなく、そんな気がする。

「じゃぁ親友の妹」
「…それは、まだわかる」

ちょっと面白くなさそうな顔。つーか、と続けた。

「お前はお前だろ」

私は私。その言葉はどれだけ嬉しいものかこの人は知らないだろう。仕事でだって萩原妹とよく言われる私だ。劣等感がないといえばうそになる。けれどこの人はいつだって私を私としてみてくれる。
だから、―――

「うわ、電話」
「おー出ろ出ろ」

こんなタイミングで、と思って表示を見れば兄の名前。呆れつつも画面をスワイプして電話に出れば情けない声で名前を呼ばれた。

「もう、なに」
『ごはんがなにもなくて…』

そんなの知らねぇよ、と言いたいけれどこういう時の兄は大体疲れはてているときだ。仕方がない、と大きくため息をついてうちに来るように言えば助かるぅ~と言ってすぐに電話を切った。

「萩か?」
「今からご飯食べにくるよ」

時計を見て見ればなかなかにいい時間。陣平君も食べていく?と聞けばイエスの答え。料理はできる人だから作るのを手伝ってもらおうではないか。

「何にすんだ?」
「玉ねぎ大量カレー」
「米は大量に炊いてくれ」

そういえば陣平君の好きなものはカレーだったな、と今更ながらに思い出した。

姉は夜勤、自分も缶詰明け。冷蔵庫の中身は空っぽ。最悪だ、と思いながら藁にも縋る思いで電話をしたのは妹のところ。頼むから今日は家で飯を作っててくれ、と思いながら電話をすればすぐに出た。
飯が何もないといえばすぐに来て良いといわれたので必要最低限のものを持って妹の家へ車を走らせた。
インターフォンを鳴らせば入って~とゆるい声とともにオートロックが開けられた。妹の家は二階だからそのまま階段で上がることにする。来慣れたドアの横についたインターフォンを鳴らす。

「よお」
「松田…?」

出てきたのは妹、ではなく職場でもよく会う親友だ。どうしてこんなとこにいるんだ、といえば先に上がれよ、と言われてしまった。そこはお前の家ではないと言いたいけれど腹が減って頭が回っていないから言われるがまま上がる。

「いらっしゃーい」

とりあえず先に手を洗ってきて、と妹に言われてそのまま洗面所に行くことにする。手を洗って顔を上げればなかなかに疲れた男の顔が鏡に映った。
リビングへと戻ればよい香りが部屋中を包み込んでいる。

「まだもうちょっと煮込みたいから先にこっち食べてて」

そういって出されたのはナスとズッキーニの揚げ漬しと切り干し大根の煮物だ。言われるがまま座っていただきます、と言ってから口に揚げ漬しを入れた。
じゅわ、としみ込んだ出汁が口の中いっぱいに広がる。幸せ、ってこういうことを言うんだろうなと回らない頭で思った。

「うまー…い…」
「お前限界すぎだろ、そんなに今日忙しかったのかよ」

正面に座っている松田が頬杖をついてこちらを見ている。
そう、今日は激務だった。外に出て署に戻って応援をして外に出て、署に戻って、書類をして、他班の応援に行って、なかなかに疲れた日だ。しかもそんな日に限って冷蔵庫に何もない。悲しいことこの上ないだろう。

「明日行ったらやばそうだな…」
「ほとんど処理は終わってるとは思うけど」

忙しかったけれど缶詰になっていたものも終わったし、松田に関しては今は別の目暮班だ。あちらはそんなに忙しそうではなかった気がする、と少しだけ回るようになった頭で考える。食べ物って偉大だな、なんてどこかで思った。

「ていうか陣平ちゃんはなんでいるんだよ」
「例の玉ねぎだよ」

例の玉ねぎ、確か親父さんに大量に持たされたやつだったか、と思い出す。うちにもどうか、という話をされたけれどいかんせん俺も姉も損な頻繁に料理はしない。二人が揃う時くらいだ。だから断ったんだったか、と思いだす。それで妹のところか、と納得をした。妹は基本自炊だし玉ねぎなんていろんな料理に使える食材ならありとあらゆるものに変化させるだろう。

「なるほどね」
「おかげでいい思いしちゃった」

できたよ、と運ばれてきたのは山盛りに盛られたカレー。松田と俺の前に置かれたものは白米がこれでもか、と盛られている。

「あれ?お前そんだけでいいの?」
「昼間に常備菜作って味見しまくってたから」

妹の皿には二口三口で終わりそうな白米の量。あまりにも心配になってしまうけれど妹の言葉に納得をした。すでに松田ががつがつと食べ始めている。松田は本当に妹の作ったカレーが好きだな、なんてちょっとあきれてしまう。

「いただきまーす」

隣で妹が手を付け始めたのを見て俺もスプーンを握った。
とろりとしたルーには玉ねぎがこれでもかと入っている。具材は肉と人参だけのシンプルなものだけれどこれがおいしいのだ。米と一緒に口に入れればふわりとカレールーの風味が口いっぱいに広がっていく。

「んまーーい……」

幸せってこんなことを言うんだろうな、なんてどこかで思った。さっきも頭が回ってない中思っていたが。
がつがつ、とそのまま食べ進めればすぐに皿は空っぽになってしまった。

「おかわりある?」
「適当に盛っていいよ」

またちまちまと煮物を食べてる妹に甘えてキッチンに入る。大量に炊かれたであろう米はすでにほとんどなくなってしまっている。にょき、と後ろから覗き込まれる気配がして顔だけ振り返れば案の定松田もお替りを求めてこちらに来ていた。

「半分」
「はいよ」

二人で炊飯器の中身を半分に分けて皿に盛る。ルーはまだ余裕があったのでこれでもか、と盛らせてもらった。松田に皿を先に持っていくように頼んで炊飯器のスイッチを消してから炊飯窯をささっと洗った。妹の家で飯を食う時は最後に空にした人が洗う決まりになっている。というより作ってもらっている身だから洗い物くらいはやらねばなるまい。

それから冷凍ご飯もチンして計二回ほどお替りをしてご飯は終了となった。腹が満たされれば元気になるというもの。それもおいしいものならばなおさらだ。

「今日は本当にありがとな」
「冷蔵庫の中身入れておきなよ」
「ごもっとも…」

呆れたように言う妹に何も言えなくなってしまった。まさしく正論パンチ。
その隣で松田がおし、と立ち上がった。

「俺は帰るわ」
「お、送ってくよ」
「まじか」

今日は泊まりの予定ではないし明日も日勤だからそのまま帰ることにする。妹にそう伝えれば少し待っていて、と言われた。
キッチンでカチャカチャすること数分、はい、と袋に入ったタッパーを渡される。

「少しだけど」
「ありがとう」

ひじきの煮物と今日食べた切り干し大根の煮物が入っている。これは姉と一緒に分けなくてはいけないな、と今仕事でいない姉の顔を思い出した。

「じゃ、ありがとな」
「うぅん、陣平君こそありがとう」

助かっちゃった、と笑った。なんだかんだでこの二人、仲がいいよなぁとほのぼのした気持ちになった。

— End —

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りなママ11 小时前
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妹ちゃんと松田さんのふたりの会話がほんっとに好きです✨妹ちゃんと恋愛フラグを立てるなら是非松田さんを…!!家庭的な妹ちゃんに胃袋掴まれてる松田さん…幼馴染の距離の近さとお互い初恋の人の妹×初恋のお兄さんが少女漫画脳にビシビシときてしまって……

アーモンドミルク🥛2 天前

いい子すぎる(´;ω;`)

Sakuria
Where every work blooms
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