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対怪異武装特殊浄化部隊 弐

ぺんたぺんた

TS要素あり一文字則宗成り代わり 前回の続き 鶯丸(JK)と万屋デビュー クソ雑ちゃんねる風 突撃!隣の怪異! の3本です ちゃんねる風にはちゃんねる風小説執筆支援ツール(https://houraieso.github.io/channelnovel/output_page.html)をお借りしています

注意

*捏造しかない

*成り代わり!!!成り代わり!!!

*オリジナル亜種多数

*審神者とか政府職員も出るよ

*最早特殊設定しかない妄想の掃溜め

*ゲームプレイはしてますが超ライト勢の為各刀剣のキャラ掴みきれてない部分があります

*解釈違いリスクあり

以上が大丈夫な方、なんでもOK雑食な方のみお進みください。

抱き枕状態で一晩。
眠れはしたがかなり浅かったとだけ言っておこう。

「ンン〜、もう朝か?」
「起きたなら離せ…」
「ンフッ顔怖」

なにわろてんねん。
細身だがしっかり筋肉がついている身体に柿○ボイスの寝起き掠れ声が妙に色っぽい。
そのくせ寝巻きはジェラピケなのでなんか腹立つ。

私を拘束していた腕が離れ、数時間ぶりに解放される。
固まった身体を動かすと関節からパキパキと音が鳴った。

「景気が良い音だ。」
「誰のせいだと思ってる。」
「俺かな、あはは。またお泊まり会しよう。」
「絶対嫌だ。」

起き抜けに水を飲もうかと思ったがコップが無い。
仕方なく水道から直で飲んだ。

「さてと、準備してくる。のりちゃんはどうする?私服無いだろう、俺のを貸そうか?」
「いや、制服で良い。スラックスとシャツならそう目立ちもしないだろう。」
「そうか。」

鶯丸は「じゃあまた後でな」と手を振りながら、寝癖をピコピコ跳ねさせ帰っていった。

私は私で洗顔料やら基礎化粧品の類も無いので水のみで顔を洗い、備え付けのタオルで拭いた。

髪は櫛で軽くとかせばいつもの状態になった。
形状記憶毛髪…?

一旦寝巻きにしていた内番服を脱ぎ、クローゼットを開けるとズラリと並ぶ同じシャツとスラックスと靴下。
制服は5着ずつ支給されているようだ。
なんでこんなに多いのか…怪異との戦闘で破損しやすいからか。

シャツは白、スラックスは黒。
シャツはスタンドカラーのため意外と超スーツって感じでも無い。ギリ私服で通るか…いややはりスラックスがダメか。

まあいいか。

財布も無ければ鞄もないので、ちょいと整えた身なりのまま共用スペースに入る。
キッチンに立っていた膝丸と、テレビを見ていた秋田藤四郎から「おはよう」「おはようございます」と穏やかな挨拶を貰った。
返事をして秋田藤四郎の隣に座る。

「昨日はよく眠れましたか?」
「いや、女子会だとか言って鶯丸が来てな。抱き枕にされたせいで全身バキバキだしあまり眠れなかった。」
「あー…あはは。鶯丸さん、隊長が来てからなんだかとても嬉しそうでしたからね。」
「普段は冷静な方なんだが…妙に気分が高揚しているようだった。何かきみにしんぱしいとやらを感じていたのではないか?」
「JKの勘がどうたらと言っていたな。」

テレビでは朝のニュース番組を流していた。
現世のニュースだが、物騒な内容だけではなくどこそこの動物園で赤ちゃんが産まれたとかのほっこりする内容も読まれている。
そういう内容の時は一層秋田藤四郎の目が輝いていた。

「動物が好きなのか?」
「はい!とっても…」

元気な挨拶をする秋田藤四郎の目は、何かを懐かしむように遠くを見ていた。

…まあ、人の内面や過去にとやかく突っ込むべきでは無いだろう。

暫くボーッとニュース番組を観ていると、寝巻き姿の和泉守兼定と人間無骨が目をショボショボさせながら出てきた。
「「おはよぉ〜」」と揃って情けない挨拶をし、ゾンビのようにふらふらと冷蔵庫に向かって牛乳を取り出したかと思えばゴクゴクと一気飲み。

途端、また2人揃って目がシャッキリし出す。

「よォーし!走り込みだ!」
「お供しよウ!」

そして寝巻きのまま飛び出していった。

「…いつもああなのか。」
「ああだな。」
「ああですねえ。」
「ん?今和泉守と人間無骨の声がしたが、今日は俺が最後か?」

ロケット弾のように出て行った2振りを見て驚いていると、鶯丸が出てきた。
鶯丸は黒のドレスシャツに白のスラックスだ。
「のりちゃんと一緒のモノクロコーデだぞ」とウインクひとつ。

「ふたりでお出掛けですか?」
「ああ。のりちゃんの生活用品を揃えるんだ。ついでに朝食も摂ろう。万屋街に気に入りのカフェがあるからモーニングと洒落込もうじゃないか。」
「鶯丸きみ、隊長が来てから本当に饒舌だな。そんなに嬉しいのか。」
「嬉しい。俺はもう既にのりちゃんが大好きだ。ズッ友だよ。」

何故??
私は好感度が上がるようなことは何もしていない筈だが。

「それじゃあ行こう。」
「おい腕を組むな。」
「予定通りなら夕方までには帰るよ。荷物が幾らか届くだろうが気にしないでくれ。」
「わかった。」
「行ってらっしゃい。」

半ば引き摺られるように詰所から廊下へ。

廊下を少し進むと雄叫びを上げながら走っている和泉守兼定と人間無骨とすれ違った。
「「おはよぉ〜」」としっかりした声の挨拶だが、ドップラー効果で変な音階になっている。

「例のカフェは近いのか?」
「ああ。ゲートを潜って万屋街に入ってすぐだ。少し裏道に入ったところだから待ちはしないだろう。」
「そうか。」

廊下の怪異たちはボソボソと何かを言っているが、直接ちょっかいをかけてくることはない。
なので、周囲には殆ど私と鶯丸の会話と、その合間に挟まる鶯丸の鼻歌ばかりが響いている。

ゆったりのんびり歩きつつ、ご機嫌な鶯丸の横顔を眺めること数分。
立入禁止区域を抜け、昨日のゲートの前に辿り着いた。

「ここは任務以外でも使うのか。」
「ゲートは基本どこからどこにでも行けるぞ。政府の敷地内には他のゲートもあるが、ここが一番近いからな。だから偶にゲートに感染するタイプの怪異なんかにここがやられると暫く使えなくて不便なんだ。」
「ふうん。」

鶯丸に目で促され、更に距離を縮めて2人並んで操作盤を覗き込む。

長くしなやかな指がスイスイと画面上を滑り、行き先の名称やら簡易座標やらを入力していった。

ふと、自分の手にも目を向けてみる。
……鶯丸より若干ゴツいか?

「特浄第二の鶯丸?…隣のは、」
「ん?」
「…。」

しっかり名指しで呼ばれた鶯丸に釣られて振り向くと、少し驚いた表情を浮かべた銀髪の刀剣男士が立っていた。

「ああ、お前は…会計事務の山姥切長義か。」
「そうだよ、久しぶりだね。」
「また缶詰か?」
「まあ、ね。いつも通りと言えばいつも通りだけど…それで、彼が噂の新隊長?」

山姥切長義と呼ばれた刀剣男士は私の方を暫く見て、それから怪訝そうな顔で首を傾げた。

「…随分と、静かなんだね。」
「うーん、確かに他の一文字則宗はもうちょっと賑やかだが、そんなに違うか?」
「どう考えても違うだろう。どれだけ周りに興味が無いんだ…
君、見た目とか神気だけじゃなくて性格も他の同位体と違うんじゃないか?」
「よくわかったな。」
「ほらみろ発声も抑揚も全然違う!」

うわあ急に大声を出すな。

どこからどう見ても冷静沈着キャラですみたいな顔しといて結構喧しいな。

咄嗟に鶯丸を見ると「これは2徹と見た」などと呟いている。
本人が元々喧しいのではなく徹夜でおかしくなっているのか?刀剣虐待じゃないのかこれは。

「見つけたぞ!本科ァーーッ!!」

とか言ってたらもっと喧しいのが走ってきた。

「廊下を走るな偽物くんッ!!」
「廊下で大声を出すのもダメだぞ本科ァ!!」
「お前もだろうがァ!!」

騒がしさが2倍になる。

立入禁止区域の外であるとはいえこのゲートがある廊下は政府建物の端も端。
なかなかの僻地なのだが、それでも周囲に響き渡る大声により目立ってしまったようで。

近くの部屋からはなんだなんだと野次馬がチラチラ覗いている。

「それどころじゃないんだ本科!ぱそこんのきーぼーどを打っていたら南蛮語ばかり出るようになって!」
「前もそれやっただろ!直し方のメモを置いてやった筈だ!」
「隣のデスクの山崎が連れてきたペットのやぎみが食べてしまったんだ!」
「ハア!?なんで職場に山羊連れて来てるんだよ!?というか紙を食わせるな!」
「腹が減っていたんだろう。」
「食われるような位置に大事なメモを置いておくなと言ってるんだ!大体お前はいつもいつも…!」

神気ビンタ!!!!!!

平手に神気を纏わせ、勢いよくスナップをつけて全力で横っ面をシバく私の必殺技である。

「グッ!?」
「んぎッ!?」

刀剣男士とはいえ睡眠を疎かにしているふたりである。
私のビンタで呆気なくその場に崩れ落ちて転がった。

「喧しい。見苦しい。鬱陶しい。公共の場で大声で罵り合うな。せめて部署に戻ってからにしろ。」
「す、すまない…」
「気を付ける…」

頬を押さえてブルブル震えている彼らを尻目に鶯丸に声を掛け、改めてゲートに向かった。

時間経過で再入力が必要になってしまった操作盤を先程と同じように動かし、開門のボタンを押す。

数秒後、ゴウンと重苦しいような近未来っぽいような不思議な音を出しながら、和風デザインの門の中央に大きな光の渦が生まれた。

「のりちゃん、意外と手が出るタイプなんだな。」
「別に。アレに長々と付き合った所で時間の無駄と思っただけだ。」
「ふふ、そうか…ふふっ」
「笑うな。」

*******************

「いや本当にッ…昨日教えられたとは思えないくらい神気の使い方が、ふひっ…上手い…!」
「いつまで笑っているんだ良い加減にしろ。」
「無理だ!あはは!」

所代わり、鶯丸が言っていた例の気に入りのカフェとやらにやって来た。

鶯丸はまだ先程の出来事にツボっている。

先程などは店長であるらしい燭台切光忠がやって来て、手際よく注文を取りながらも笑い続けている鶯丸に少し驚いた様子だった。

「いつもはこう…他の鶯丸さんより凛としてるような感じ…」などと言っていたが、いまいち信じ難い。
凛としたやつがジェラピケとか着るか?

「してるさ。とてもキリッとしている。」
「どの口が言う。」
「好きぴと居るから緩んでしまうんだ。」
「誰が好きぴだ。」
「そりゃあ勿論、のりちゃんさ。」

エ"エ"ーって顔になった。私が。

カフェカウンターの中の燭台切光忠はキャッと両手で目を隠し、指の隙間からチラチラこっちを見ている。

あっちの方が余程女子っぽいとはどういう了見だ。

このカフェはイタリアのバールをモデルにしているらしく、バリスタの資格を取っている刀剣男士たちが淹れたエスプレッソが売りらしい。

だが完全に本場に寄せている訳でもない。
立ち飲み推奨ではなく普通のカフェのように座席が用意されているし、食事も軽食だけでなくパスタとかピザみたいなガッツリしたものもある。

因みに店長の燭台切光忠はイタリア料理を極めている個体なんだとか。

刀剣男士ってなんだろうなと思った。

ただ、まあ確かにモーニングは大変美味しい。
精巧なラテアートが描かれたカプチーノに、甘すぎないチョコクリームが包まれたバター香るコルネット、自家製ドレッシングが絡められた新鮮なサラダ。
カフェのモーニングとしては理想的な内容である。

いかにも獰猛な感じのリアルな虎のラテアートを作ったのが五虎退で、可愛らしい立体の猫のラテアートを作ったのが大倶利伽羅というのは意外だったが。

「さて、朝食も済ませたことだし行くか。近くの大型商業施設なら大体なんでも揃う。」
「ここに来る前見たあの大きめの建物か。」
「そうだ、通称よろずマート。」
「趣のある名前だな。」

「ありがとうございました、またきてね」とほんわか挨拶をする小豆長光に見送られながらカフェを出る。

早朝から多少の時間が経ったからか、先ほどよりも人通りがかなり増えた。
道を歩くのに苦労する程ではないが、気分が落ち着かない。

あと見た目が通常の同位体と少しばかり違うためか時々チラチラと視線を向けられている。

刀剣男士の身体は随分とそういう視線だとか気配に聡いようで、不快ではないにせよ気にはなる。

「……。」
「後で姿を隠せる上着か帽子あたりを買うか?」
「いい。人相が窺いにくければそれはそれで人目を集めるだろう。」
「それもそうか。」

口を開いて話したら更に視線が集まった。
ギョッとした顔をするんじゃないよ失礼な。

長い脚を存分に活用してサッサカ歩き、件の大型商業施設の前に辿り着く。

パッと見木造建築のようなデザインの建物で、内部も木の棚であったりと販売している品こそ最新ではあるが、刀剣男士にとってなるべく馴染み深くなるよう設計されているそう。
トイレは最新式と聞いて一安心。

風呂場の洗剤系であったり、タオルであったりの本当に必要最低限の物品は備え付けがあるので除くとして。
それ以外で無くて困るもの…例えば個刀の食器であったり基礎化粧品、小物類などなど。

「私服も買うだろう?」
「暫くは制服で良いだろう。」
「ダメダメ、初任給が支給されるまで半月かかるんだぞ?その間に何度出掛けると思ってるんだ。」
「逆に高々半月で何度出掛けるつもりなんだ。」

私用でそんなに出掛けることなくないか?

だが鶯丸はもう完全に私の私服を選ぶつもりでいるようで、どれだけ言い募ろうが歯牙にも掛けない。

結局押し負けて白いドレスシャツにハイウエストのパンツ、ヒールのショートブーツを購入した。
…こいつさてはフリルとかリボンとか可愛いやつが好きだな?

調子に乗って「ここは俺の奢りだ」とか言い始めたのでその点についてだけは断固拒否した。

「というか、先程からずっと気になっていたのだが。」
「ん?」
「私たちは何故こうも人目を集めているんだ。神気だのなんだのは一部の刀剣男士や人間が分かる程度のものなのだろう?」
「ああ、それは多分俺たちの服装と、のりちゃんのキャラが他の一文字則宗と違うからだろうなあ。」

鶯丸の説明によると。
一文字則宗の顕現、特殊戦場という名のイベント、一文字則宗の配布という一連の流れは既に過去に何度か行われているらしい。
私が顕現された昨日からもそのイベントの何度目かが開催されているのだとか。

なので、既に一文字則宗の外見、性格など詳細情報は概ね知れ渡っており…だからこそ逸脱している私に好奇の目が向けられていたのではないか、とのこと。

実に面倒。
今になって本当に最初の選択をミスったことを後悔している。

「だがまあ、俺たちの部署には変わった奴しか居ないからなあ。誰かと出掛けるとなるとどの道視線は付き纏う。俺だって変な目を向けられることがあるし。」
「自称女子高生の鶯丸が目立つのは当然だろうな。」
「秋田や人間無骨はパッと見通常の同位体と変わらないが、和泉守は髪が短いし膝丸に至ってはあれだろ?だからいつかは慣れるさ。俺たちが出掛けるってなると、俺たち同士であることが多いんだから。」
「そういうものか。」

まあ、過去のことをどうこうできる訳でもなし。

そもそもキャラが同位体と同じであろうが、見かけが若干若いという部分を考えると何を選んでいようが大差ない気がしてきた。

「な、細かいことは気にするなってやつだ。」
「…そうだな。」
「それじゃあ気を取り直して、次はコップ探しと洒落込もうじゃないか。おそろっちにしよう。」
「良いだろう。」

万屋街スレvol.381

……

………

…………

243: 名無しの審神者

伝説のごまみそさとうきび団子どこにあんだよ

244: 名無しの審神者

そもそもそんなもん聞いたことないが

245: 名無しの審神者

意味わからん商品生み出すなよ

246: 名無しの審神者

伝説って?

247: 名無しの審神者

>>246 ああ!それってハネクリボー?

248: 名無しの審神者

演練の悪魔やべえって
なんで就任2ヶ月に極部隊当ててくるんですか

249: 名無しの審神者

格上知っとくのも大事ってコト

250: 名無しの審神者

スレチ
演練スレ行け>>https://……

251: 名無しの審神者

なんか万屋街に変な一文字則宗いるんだけど

252: 名無しの審神者

>>250 あざ

253: 名無しの審神者

御前は大体いっつも変だろ
やかましジジイやん

254: 名無しの審神者

お前それ一文字一派の前で言える?殺されるぞ

255: 名無しの審神者

>>254 意外と死なない ソースは俺

256: 名無しの審神者

命知らず過ぎて草

257: 名無しの審神者

言ったんかい

258: 名無しの審神者

いや、変ってそういうんじゃなくて
なんか則宗じーちゃんの印象と全然違うっていうか、若い?

259: 名無しの審神者

若い#とは

260: 名無しの審神者

確かにあのじいさんベビーフェイスだけども

261: 名無しの審神者

あと喋り方が全然違う
なんか怖い感じ

262: 名無しの審神者

怖い御前って何ww
怒ってんの?

263: 名無しの審神者

私も見た!あの貴族みたいな一文字則宗だよね!

264: 名無しの審神者

貴族??????

265: 名無しの審神者

俺も見たー
一緒に来てたちょもさんが目ガン開きで冷や汗かいてた

266: 名無しの審神者

道誉ちゃんが二度見してた

267: 名無しの審神者

リアルタイムで万屋いる奴多いな

268: 名無しの審神者

え?マジな話?

269: 名無しの審神者

亜種ってやつ?

270: 名無しの審神者

亜種って刀剣男士の間でも便利な言い訳って浸透してるよな

271: 名無しの審神者

こないだ三日月が蒲鉾盗み食いして歌仙に怒られた時「亜種だからわからん」って言い訳してたわ

272: 名無しの審神者

うちの鶴丸は風呂場に水風呂張って亀吉と一般亀を混ぜて放流した挙句「亜種を探せ!」とか言って蜂須賀に投げられてた

273: 名無しの審神者

色々違うだろそれは

274: 名無しの審神者

変な一文字則宗すぐそばにいるかも

275: 名無しの審神者

276: 名無しの審神者

いいなー

277: 名無しの審神者

スネークできそう?

278: 名無しの審神者

口調も違うけど威圧感凄いわ
今は相方の鶯丸と好きな動物の話してる
鶯丸はダチョウが好きらしい

279: 名無しの審神者

なんで?

280: 名無しの審神者

口調って具体的にどんな感じ?

281: 名無しの審神者

威圧感かあ…おでんとか鬼丸とかねねちゃんならわかる気がするけど

282: 名無しの審神者

「動物は良い。本能に忠実に生きている分、生きる為の狡猾さこそあれどどの種も概ね素直で真っ直ぐだ。
飼育されているものはその環境や躾の程度により周囲への攻撃性や価値基準が異なるが…まあそれは飽くまで飼育する人間側の手腕だろう。
これに関しては人間の子供も同じだ。生来の性格がどうであれ、親の教えや躾によって内面は如何様にも変じる。だからこそ、躾のなっていない喧しい糞餓鬼は親共々縊り殺したくなる。」

283: 名無しの審神者

284: 名無しの審神者

285: 名無しの審神者

あの あの 殺害予告?

286: 名無しの審神者

威圧感どころじゃなくないですか?

287: 名無しの審神者

怖すぎる長文

288: 名無しの審神者

シンプルに誰

289: 名無しの審神者

290: 名無しの審神者

えそれ本当に御前ですか?
別の誰かでなく?

291: 名無しの審神者

知らないひとじゃない?

292: 名無しの審神者

いや御前ってか刀剣男士は大体人間大好きマンじゃん
そんなこと言わない

293: 名無しの審神者

これは流石に

294: 名無しの審神者

因みに相方の鶯丸さんはなんて?

295: 名無しの審神者

「わかるー」

296: 名無しの審神者

なんでだよ

297: 名無しの審神者

わかるな!!!

298: 名無しの審神者

いや俺としては気持ちはわかるが
わかるけど

299: 名無しの審神者

則宗おじいちゃんが絶対言わない台詞オブザイヤー受賞

300: 名無しの審神者

わかんねえよ

301: 名無しの審神者

わかってたまるか

302: 名無しの審神者

そっちもそっちで鶯丸が絶対言わない台詞オブザイヤーじゃないか?

303: 名無しの審神者

わかるぞとかなら言う

304: 名無しの審神者

言うじゃん

305: 名無しの審神者

一緒にいた則宗さんが「それ若い僕じゃないか?」って言ってる

306: 名無しの審神者

若い僕

307: 名無しの審神者

若い僕?って言ったら隣の部屋からのりじいが顔出した

308: 名無しの審神者

何?一文字則宗界隈の有名刀なの?

309: 名無しの審神者

若い僕って知ってる?って聞いたら知ってるって

310: 名無しの審神者

うちのも知ってたわ

311: 名無しの審神者

ガチ有名刀なんか

312: 名無しの審神者

一文字則宗のライングループあるらしい

313: 名無しの審神者

誰が何処の一文字則宗かわからねえだろ
どんだけ居ると思ってんだ

314: 名無しの審神者

ほぼ一文字則宗専用さにったーだろそれ

315: 名無しの審神者

うちのおじいちゃんに聞いたんですけど、その若い一文字則宗さんは特浄第二の隊長だって

316: 名無しの審神者

特浄第二?

317: 名無しの審神者

どこそれ

318: 名無しの審神者

浄化系の部署?

319: 名無しの審神者

対怪異武装特殊浄化第二部隊だな。
簡単に言うとヤバい怪異を物理的に駆除するとこ

320: 名無しの審神者

あそこってずっと隊長居なかったんじゃないっけ

321: 名無しの審神者

隊長いるの第一だけだったか
あのスーパードライ髭切のとこ

322: 名無しの審神者

最近就任した?

323: 名無しの審神者

あの隊助けに来てくれる時大体フルフェイスだから誰が誰かわからん

324: 名無しの審神者

なんか就任したの昨日だって

325: 名無しの審神者

昨日

326: 名無しの審神者

直近すぎる

327: 名無しの審神者

それよりスーパードライ髭切気になるんだけど

328: 名無しの審神者

>>327 専スレあるぞ
>>http://……

329: 名無しの審神者

髭切隊長に踏まれ隊

330: 名無しの審神者

別名ハエの集い

331: 名無しの審神者

なんでさ

332: 名無しの審神者

特浄第一の隊長の「蝿がうるさいな」から来てる
ちな公衆の面前でいちゃもんつけてきたブラック役人に対する名言

333: 名無しの審神者

言うほど名言か?

334: 名無しの審神者

それは一般的に罵倒と言ってね

335: 名無しの審神者

話逸れてる
他に若い一文字則宗の情報ないの?

336: 名無しの審神者

スネークどう?

337: 名無しの審神者

あれ以来長文は喋ってないな
鶯丸が喋り続けて一文字則宗が相槌打ってる感じ
あとお揃いのマグカップ買ってた

338: 名無しの審神者

仲良しじゃん

339: 名無しの審神者

鶯丸も特浄第二の隊員なんかな

340: 名無しの審神者

そうなんじゃない?

341: 名無しの審神者

昨日配属で仲良しなら多分同僚とかだろ

342: 名無しの審神者

今なんの話してる?

343: 名無しの審神者

てかスネークわかりづらいからコテつけて

344: 名無しの審神者

コテ希望

345: スネーク

「前にサナダムシみたいな怪異がいてなあ、ぬっぺふほふを踊り食いした人間無骨の尻から生えてきて」
「それで?」
「一晩で死んだ」
「腸内細菌にでも負けたか」
「そうなんじゃないか」

346: 名無しの審神者

理解ができない

347: 名無しの審神者

ホントになんの話?

348: 名無しの審神者

全部わからんが

349: 名無しの審神者

サナダムシって何
サナダムシみたいな怪異って何
ぬっぺふほふって何

350: 名無しの審神者

何を踊り食いしてるんだよ人間無骨くん

351: 名無しの審神者

腸内細菌に負ける怪異が弱いのか
怪異に勝つ腸内細菌がおかしいのか

352: 名無しの審神者

わかるわけないだろ

353: 名無しの審神者

…………

………

……

鶯丸が手洗いに立っている間、近くのベンチで脚を組んでぼーっとその辺りの店を眺める。

生前ならばいざ知らず、現在の外見であれば脚を組んで膝に肘をつき顎を乗せるなんて態度の悪いポーズでもそれなりに様になっているだろう。

そもそも刀剣男士に骨盤ケアなんて概念があるのか。

…骨盤が歪んで脚が太くなった刀剣男士とか嫌だな。
いや全員ムキムキだし流石にないか。

「よう、若い僕。」

そんなどうでもいいことを考えていると、突然肩を組まれた。

いきなり顔が近づき、ふわりと横に広がっている髪が頬に当たる。

「…近いぞ、同位体よ。」
「なあにいいじゃないか、久方振りの再会なんだから!」
「貴様は昨日顕現された同位体ではないだろう。であれば初対面の筈だが。」
「同じ本霊から分たれたものと考えれば感動の再会と言ってもおかしくはないだろう?」
「よく回る口だな…」

うりうりと頭を撫でくりまわして来る。

この身体は形状記憶毛髪をしているため多少髪型が崩れようと問題はないが、中身はただの陰キャ女なので他人からの過度な接近や接触はキツい。
ボディタッチの類は苦手なのだ。

撫でて来る手をベシ、と強めに払った。

「それで、本題は?」
「ああそれは僕じゃなくてな、」

「私です。」

一歩、こちらに近づいて来た刀剣男士が名乗り出た。

「ご挨拶が遅れました。私は鵜飼派、雲類と呼ばれる刀のひとつ。雲生と申します。」

真白な髪にターコイズブルーの瞳、白と水色を基調としたスーツ、それから……何故その位置にベルトが?

「失礼とは存じていましたが、あなたが対怪異武装特殊浄化第二部隊隊長を務められていると耳にして、居ても立っても居られず…こちらの一文字則宗さんに仲介を頼んだ次第です。」
「怪異討伐の依頼か?」
「…はい。恐らく、ですが。」
「恐らく?」
「曖昧で申し訳ありません、私たちの本丸には怪異に精通しているものが居ないのです。
御神刀やあやかし切りの逸話を持つ者たちも、主が元々怪異を余り得意としない性質を受けて、怪異に対する力が通常の個体よりも弱く…」
「成程、状況証拠的には怪異に近いが、本当にそうかははっきり判別がつかないと。」
「はい。」

曰く被害を受けたのは雲生の主と彼と同派である雲重。
そのふたりが、眠ったまま目覚めないのだという。

「何故怪異だと?」
「ただ昏睡しているのであれば、何処かから呪を受けた可能性もあるでしょう。昨日まではその可能性も考慮していました。
しかし、今朝…雲重の左前腕から先が突如無くなったんです。」

まるで巨大な獣に食い千切られたかのような断面だったらしい。

「私たちからは相手が恐らく怪異であるということ、夢か何かから干渉して現実にも影響を及ぼしているのではないかということ、その程度の情報しかお出しできません。
ですが、時間が無いんです…!このままでは私たちは何もできないまま、主と雲重が喰われてしまうかもしれません!
それに主はもう4日も食事も水分もまともに摂れていない…
雲重は刀剣男士なので多少の無理はききますが、人間である主は…」

「おっ、出張か?」

悲壮な表情で訴える雲生の背後から、鶯丸がにょきっと頭を出した。

この重い空気の中でよくその登場ができたな。

*******************

「着任前に受け取った資料に書いてあっただろうが、特浄部隊の隊員は公的な申請を通さずとも緊急性が高いと判断した案件には、事後報告で出張扱いで携わることが可能なんだ。
『“怪異に襲われてます助けてください”の書類を作ってる間に怪異に喰われました』じゃお話にならないからな。」
「まあそうだろうな。」

雲生の仲介のために私に話しかけたらしい同位体は、私を“一文字則宗の集い”とかいうライングループに招待するだけして去っていった。

このグループとんでもない刀数が参加しているんだが、これもしかして現在政府所属もしくは本丸配属になってる全一文字則宗とかだったりしないか?

何人いると思ってるんだよライングループ作ったって誰が誰かわからないだろうが。

私が招待されたと画面に表示されてしまった為か、グループ内はお祭り騒ぎになっている。通知がかなり鬱陶しい。
仕事用の端末だぞこれふざけるな誤爆でもしたらどうしてくれる。

「というわけで、案内を頼む。」
「ええ、勿論です!」

閑話休題。

光明見えたりといった表情で先導する雲生に着いて行き、彼らの本丸に脚を踏み入れた。

本丸の庭には控えめな、けれどもしっかりと手入れを施されていることが如実に伝わる花々が可愛らしく咲き誇っていたが、そこに蔓延る空気はあまりにも重く澱んでいる。

「ああこれはいるな、間違いなくいる。」
「!、わかるのですか。」
「まあな。隊長は今回で2度目だが…なんとなくわかるんじゃないか?」
「空気が生臭くて気持ち悪い。」
「それそれ。」
「そんなことが…」

彼の主である審神者と雲重は現在大広間で本丸全体からの看病を受けているそう。

ただ看病といっても怪異由来のため根本的な解決となることはできず、体を拭いて清潔を保ったり、少しでも命を永らえさせるために清めた水に清めた塩をほんの少量混ぜたものを布巾で口内に含ませたりなどになる、と。

「雲生!戻ってきたのか!」
「其方のふたりが、例の?」
「はい。此方の方々が対怪異特殊武装第二部隊のおふたりです。おふたりとも、紹介します。此方がこの本丸の初期刀である歌仙兼定と、私と雲重と同じ鵜飼派の雲次です。」

紹介されたふたり、紫のふわりとした髪の優しげな刀剣男士と、雲生と似通った服装でありつつもより柔らかい雰囲気の刀剣男士。

どちらも顔色悪く表情も硬いが、礼儀正しく挨拶をしてくれた。

それから、そのふたりも加えて5人で移動する。
私たちが来ることは既に本丸全体に通知されていたようで、早足での移動の中すれ違う刀剣男士たちは皆一様に会釈をした。

そして、大広間に到着する。

「…これは中々だな。」
「……。」

部屋の中央には土気色の顔をして息を荒げ衰弱した様子の少女と、無くなった左腕が包帯で覆われている紙のような顔色の刀剣男士が布団に寝かされていた。

その周りでは、御神刀やあやかし切りをはじめとした数人の刀剣男士たちが必死に少女たちの世話をしたり、お経や呪文の類を唱えている。

「付け焼き刃であることは拙僧達も理解している。」
「山伏。」

お経を唱えていた中から、比較的大柄な刀剣男士がひとり抜け出てきた。

蒼い短髪の彼は山伏国広と名乗る。

「拙僧達は恥ずかしながら、怪異に対抗する力があまりにも弱い。しかし、大切な仲間と命を賭して仕えると決めた主があれ程苦しんでいるというのに、何もしないなどということは出来ないのだ。
無駄とはわかっているが…」
「いや、そうでもないぞ?」

この本丸の刀剣男士たちの視線が一瞬、鶯丸に集まる。

「ここに来て、想像していたよりも厄介な相手であることがわかった。怪異対処を苦手とする刀剣男士や審神者たちが4日生き延びていると聞いた時は、そこまでの相手でも無いかと思ったが…違ったようだ。
そこの審神者と刀剣男士は、お前たちの尽力のお陰で今尚命を繋げている。」

「多分、本当に何もしていなかったら2日目辺りでとっくに全部喰われていただろうさ」といつも通りの様子でのんびり話した。

その言葉で、大広間にいた刀剣男士たちの瞳に一斉に光が宿る。

「さてのりちゃん、ここのものたちと寝ているふたりが頑張ってくれているうちにチャッチャと怪異討伐するぞ。」
「どうするつもりだ?相手は夢の中なのだろう。」
「夢渡さ。聞いたことあるだろう?」

ほいと小指一本程度のサイズの小型注射器を渡される。

「なんだこれは。」
「南海太郎朝尊式夢渡用筋肉注射式術式睡眠薬、通称ユメ・ワタールくんだ。」

南海太郎朝尊なんでもありか。

どうやら夢渡の術式が組み込まれた特殊な薬剤らしく、これを注射して対象の横に寝転がればあら不思議。対象の夢にお邪魔しまーす、だそう。

因みに相手の手を握るとより精度が上がると。

ふーん、と注射器を眺めていると、鶯丸に両手を急に握られた。

「なにしてる。」
「いや、俺たちズッ友だが握手はまだだったなと。」
「腕は組まれたがな。」
「これでのりちゃんの握手処女も俺のものだ。」

「すまない、遊んでないで進めてくれないかな。」

来客相手と我慢していたらしい歌仙兼定から遂にストップがかかった。

そりゃそう。
キレてないだけマシだ。緊急事態だぞ今。

*******************

息が上がる。

脚がもつれる。

構えた刀の先が震える。

だが、どれだけ限界が近かろうとも、短くなった左腕で抱えた己が主人だけは絶対に守り切る。

「う、雲重…」
「大丈夫です、主。自分が必ず守りますから。」

本丸の一員となったばかりで、経験も戦闘能力も他の刀剣男士には及ばない。
それでも、仕える相手を守らんとする思いだけは。

「雲重ッ!!4時の方向!!」
「っく!」

主の言葉に咄嗟に反応し、右斜め後方からの攻撃をいなした。

見つかってしまった…!

鋭い爪が生えた黒い毛むくじゃらの腕が、その後も次々とふたりを抉らんと襲いかかってくる。

目の良い主のサポートもあってなんとか直撃こそ免れているが、此方には腕一本というどうしようもないハンデがあった。

四方八方の怪異からの攻撃は徐々に雲重の肩や背中、脚を掠めるようになり、傷を増やしていく。

そして、

「拙い…雲重、上…!」
「えっ!?、な、」

頭上に影がかかった。

目を見開き慄く主と同じように上を見ると、巨大な牙に囲まれた黒い穴が涎を垂らしながら此方に迫ってきている。

咄嗟になりふり構わずその場から飛び出し、体勢を整える余裕などないまま地面を転がった。

瞬間、先ほどまで自分たちの居た場所からガチン!とギロチンが落ちたような音がする。

あのままあそこに居れば、きっとふたりそろって喰われていただろう。

しかし、危機は去っていない。

まだ地面に転がったまま起き上がれていないふたりに向き直った獣。

それは異様に生臭い吐息と、耳障りな唸り声をあげながら距離を詰め…__

ギャア、と悲鳴が響いた。

雲重のものでも、主である少女のものでもない。

「これは何の怪異だ?」
「動物由来…恐らく狗神かな。全く残酷なことをするもんだ。」
「狗神…成程、私でも知っている。よくもまあ、このような…」

闖入者たちは、知った姿をしていた。
だが、よく知っているふたりとは明らかに雰囲気が違う。

「あなた方は…」
「俺は特浄第二の副隊長の鶯丸。」
「同じく隊長の一文字則宗。怪異殲滅と要救助者保護の依頼を受けて来た。」

「さてのりちゃん、今回のは昨日の雑魚よりは強いぞ」と鶯丸がゆったりと目前に刀を構える。

対する一文字則宗は視線のみを返し、鶯丸の横で油断なく下段に刀を構えた。

次の瞬間、先程ふたりが雲重たちを庇った際に斬られたらしい獣が体勢を立て直し、再び襲いかかってくる。

右爪を鶯丸が弾き、次いで一文字則宗が一閃。目を潰す。

左爪の薙ぎを一文字則宗が刀で抑え、鶯丸が鼻を裂く。

迫る口をふたり同時に斬りつけ、顎ごと舌を突き刺す。

雲重による反撃に比べ、獣はその一撃一撃によって明らかに大きな損傷を受けていた。
ふたりが本体に纏っている神気のためだろうか。

彼らはその神気と、阿吽の呼吸ともいえる連携であっという間に獣を追い詰めていった。

あまりにも速く隙のない連撃の末、残ったのは達磨状態になった半死半生の獣のみ。

「おい、鶯丸。」
「ん?」
「これを殺すとどうなる?」
「殺せないよ。殺した風に見えるだけで、結局は送り主に突き返されるってだけだ。」

鶯丸の返事に一文字則宗は溜息を返した。

そして、虫の息となった獣の元に歩み寄る。

一文字則宗の足音に獣は怯えたように震えた。

当初の捕食者の余裕などとうになく。

牙を叩き折られ手足を斬り落とされ既に獲物側となった獣は、自分を血濡れの達磨にした付喪神に対して最早なす術なく視線を向けることしかできない。

「買い物の時にも言ったが、私は動物は嫌いではない。」

しかし、獣の怯えに反して向けられたのは切先ではなく手のひらだった。

目の下、頬の辺りが柔らかく撫でられる。

「素直で真っ直ぐ。抱いている感情が大層わかりやすい。
…先程こいつの目を斬った時、見えたぞ。呪いの根源が。」

土に固く埋められ、動かすこともままならない身体。

泡を吹くほどの飢餓。

歪んだ笑みで斧を振り下ろす女。

「罪なき畜生を嬲り殺めた上に死後尚辱め……更に志を同じくする筈の同軍の士をくだらぬ嫉妬の末に手にかけようとは。

……恥を知るが良い、躾のなっていない糞餓鬼め!」

怒りに満ちた言葉に反して、頬を撫でる手から流れてくる神気は柔らかく獣の身体を巡った。

ほんの一瞬ではあったが、この時ばかりは。

獣は飢餓を忘れ、いつになく安らかな気分で目を閉じることができた。

*******************

一連の流れを、審神者と雲重は呆然としながら眺めていた。

突然現れたふたりに命を救われたことは確かだが、どうしても現実味が無い。

「ダイヤモンドダスト……」

けれども、あの恐ろしい獣が一文字則宗の手によって光に還る瞬間の光景は、雲重がこれまで見てきたものの中で最も綺麗であったと。
それだけは確かだった。

その晩_とある本丸。
早々と就寝した筈の審神者が、夜半に突然狂乱し障子を突き破りながら中庭に転げ落ちるように飛び出した。

政府高官である両親に蝶よ花よと育てられ、嫋やかな大和撫子然としていた少女。

しかし彼女の本丸の刀剣男士たちが目撃したその姿に上品さなどかけらも無く。

よつあしで全身を汚すことすら躊躇わずに地面を這いずり廻り、涎を垂らしながら血走った目で激しい吠え声を吐き散らす様は、まさに“狗"そのものであったとか。

彼女は刀剣男士たちの制止を振り切って、よつあしのまま本丸内の裏山へと駆けて行き…_

_…そのまま2度と、見つかることはなかった。

一文字則宗(成り主):朝真っ先にすることはスマホチェック。今後“一文字則宗の集い”で定期的に自撮りやお喋りを求められるが無視する。推し動物はアザラシ。

鶯丸:朝真っ先にすることは白湯を飲みながらの日光浴。のりちゃんとデートできてハッピー。推し動物はダチョウ。

秋田藤四郎:朝真っ先にすることは顔を洗うこと。ニュースチェックも日課。推し動物は犬。

膝丸:朝真っ先にすることは飲水からのストレッチ。隊の中で1番の早起き。推し動物は犬。

和泉守兼定:朝真っ先にすることは牛乳一気からの走り込み。動物にはそこまで興味ないが嫌いじゃない。

人間無骨:朝真っ先にすることは牛乳一気からの走り込み。動物に怖がられて近付いてもらえない。

カフェ:イタリア風のカフェ。店長の燭台切光忠は極練度89のムキムキバリスタ。

被害者の審神者:若い女の子だが割と覚悟決まってる。一般家庭出身の中堅。

雲重:目が覚めたあと成り主と手を繋いでいたことに気付き、顔を真っ赤にして悲鳴をあげる。

加害者の審神者:被害者の審神者学校同期。作戦中に体調を崩したことで雲重を手に入れられなかった。自分より成績も家柄も低かった彼女が雲重を所持していたことに嫉妬した末の犯行。

— End —

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なつき3 天前
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梅月8 天前
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こしあん10 天前
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アンリ11 天前

成り宗様…素敵…足蹴にしてほしい…

P
PIECE8711 天前
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コウ11 天前
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H
hiryu11 天前

動物好きな成り宗様。成る程、将来自称狗に平伏されてそう() ちゃんねるでチラ見えした一般通過一文字達、どんな気持ちで見てたのw ジェネリック無惨様な成り宗に頭を垂れる一文字一派…妄想が捗りますね!() 待てばまた手に入るだろう刀のために鬼になってしまったか…

いくら11 天前
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Sakuria
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