キャプションは読まれましたか?
gnsnの夢小説です。
○読んだ後の苦情は受け付けません。
○自衛大切、絶対。
○作品内で使用した言葉や誤字脱字、その他諸々への指摘は不要です。
○気に入らない、合わない、不快と思ったなら、何も言わずに去って下さい。
○「何でも」許せる方向けですので、「何でも」許せない方は何も言わずに去って下さい。
○妄想・捏造100%です。
○夢小説が苦手な方は引き返す事を推奨致します。
「OK、大丈夫!」
「なんでも許せるぜ!」
という人はどうぞ。
私はライトキーパー。
皆からは髪の色から取って、スカーレットと呼ばれている。記憶喪失なんだよね。三年と数カ月前にピラミダで目を覚ますより以前のことは、自分の名前含めて一切覚えてないよ。
そんなのがライトキーパーになれるのかって?なんか戦闘能力あったし、なにより神の目持ってたからなんとかなったの。神の目所有者のフィジカルヤバいね。
まあ、そんなどうでもいい私の身の上話は置いておいて。
ちょっと西風騎士団の人の話ししていい??良いよね?まあ答えは聞いてないんだけど。
マスターライトキーパーに頼まれて、同僚と一緒にある人物の様子を見に行った帰り、ピラミダまでの帰路を巡回も兼ねて歩いていたら、ワイルドハントと交戦してる人を見つけたんだよね。それがその騎士団の人だったわけなんだけど。
めちゃくちゃ悦に入った感じで、それはそれは楽しそうにワイルドハントと戦ってたのね。同僚めちゃくちゃドン引きしてたんだけど、私は彼のその顔立ちがそれはもうストライクというか、メロいと思ったというか、好みだったというか、端的に言って好きだったわけですよ。ちなみに同僚はそんな私にもドン引きしてた。
うわめっちゃ顔面好み、なんて思ってたら、彼は一瞬で残りのワイルドハントを倒して、恐らくは次の標的を探しに楽しげに走り去っていった。
何あの私の性癖ど真ん中をぶっ刺さしていったドメロ男。最高か???
ピラミダに戻って、「騎士団の方がワイルドハント狩りまくってた」「フリンズさんは相変わらずな様子だった」と簡潔に報告をした後、私は友人にそのドメロ男の話をした。
「確かに顔は良かったが、あれは無いと思う。ちょっとイっちゃってる人みたいな表情だっただろ」
「そこも含めてイイんじゃん」
「スカーレットの面食いは今に始まったことじゃないじゃん。たぶん記憶喪失なる前からでしょ」
「失敬な。まあたぶんそうだろうけど」
「認めるんかい」
一緒にいた同僚にツッコミを入れられながら、話はドメロ男から私の話になっていった。
「スカーレットって、表情全く動かないけど、中身は愉快よね。面食いだし」
「ほんと、黙ってりゃイイトコのお嬢さんに見えるのに、口開いた瞬間に残念だよな」
「ふとした瞬間に出る所作とかはフリンズさんみたいに上品だし、ちゃんとしてたら立ち振舞もお嬢様みたいにできるのに、スイッチがオフになった途端、ただのスカーレットになるものね」
「これで私がガチのお嬢様だったらウケる」
「いや本人がウケるんかい」
彼らの言う通り、私は表情が全く動かない。顔が喜怒哀楽を全く表してくれないので、もう言葉にするしかないのだ。
依然として名前含む自分のことや交友関係、そういったことは一切思い出せていないのだが、染み付いた動作や所作、知識関係については忘れていないようなので、日常生活には困っていない。
「そういえばお前。あの騎士団の人に誰かと間違われてなかったか?」
「何その話詳しく」
同僚の言葉に、友人が食いついた。あー、そういえば間違われてたね。“アルバ”とかいう人に。
私と同僚は、マスターライトキーパーに頼まれて、ある人─人かどうか正直疑わしい─フリンズさんの様子を見に行くことになった。そして向かった夜明かしの墓。そこにはフリンズさんと、あの長身のフリンズさんよりもデカくてガタイのイイ男の人がいた。で、その人にアルバという人に間違われた、という訳だ。
「スカーレット。一応聞いておくが、本当に心当たりは無いんだな」
「無いよ」
「アルバ、ディルック、ガイア、クリプス、ファルカ、ローエン。この名前を聞いても、何とも思わないんだな?」
「全く」
「何か胸騒ぎがするとか、なんか引っかかるとか、違和感を感じるとかも無いんだな?」
「そこに無ければ無いですね」
「スカーレット、こっちは真剣にっ」
真剣な表情をしている同僚に、私は「わかってるよ」と言った。
私に似た人物を知っているという、夜明かしの墓にいた男─ファルカさん。彼は私が過去の記憶を失っていると知ると、さっき同僚が言っていた名前を言って、「これらの名前に聞き覚えは?」と、聞いてきた。けど。
「本当に、何とも思わないんだよ」
小説で見た話では、記憶喪失の人は、記憶を無くす前の人物の名を聞くと、すぐには思い出さなくても、懐かしさを覚えたりだとか引っかかりを覚えたりだとか、何かしらの反応を見せていた。でも、私は何とも思わなかった。
本当に知り合いなのかもしれないし、そっくりなだけの赤の他人かもしれない。
ファルカさんは私が知らないと言うと、とりあえずは引き下がったけれど、「そうか」と言った彼の表情は、どこか残念そうな、納得できていないような、そんな表情をしていた。
「…ところで、面食いのスカーレットは、そのファルカさんとやらにはストライク判定出なかったの?」
「スカーレットの癖は美少年顔とか妖艶系だろ。ファルカさんは男らしい感じの人だったから、こいつの守備範囲外だ」
「同僚に完璧に癖バレしてんのマジウケる」
「本人がウケんな」
話をそらしてくれたんだろうな、と、感じた。けど、それをわざわざ指摘するのは野暮だと思い、ただ話に乗っかった。それはそうとして、同僚に癖バレしてんのほんとウケる。
同僚の言う通り、私は美少年顔と妖艶系お兄さんに弱い。そうそう、イルーガ分隊長とかフリンズさんとか。良いよねあの顔。推せる。ちなみに私は、あくまで「美少年“顔”」が好きなのであって、「美“少年”」が好きなわけでは無い。少年に手を出すつもりは毛頭無い。イエスロリショタノータッチを忘れるな。子供に手を出すようなゲスはワイルドハントの群れに放り込め。ライトキーパーが言うことじゃない?思うだけなら良くない??
その後、友人とわかれた私と同僚は、マスターライトキーパーに呼ばれて次の任務を言い渡された。
次の目的地は、クリフサイド・キャンプ。そこに物資を届けるのが次の任務だった。出立は明日の朝。
ライトキーパーは万年人手不足。その上最近は、ワイルドハントが活発に活動している。そのためか、後方支援部隊だけでは手が回らないことが増えてきて、私たちが駆り出されているのだ。
そして翌日。
私は、昨日の激メロ男いないかな〜なんて思いながら、同僚とクリフサイド・キャンプへの道を歩いた。行きはヒルチャールとワイルドハントにしか会わなかった。残念。
イルーガ分隊長に物資を運んできた報告をして、担当の人に数が合っているかを一緒に確認してもらう。
諸々の確認が終わった後、私と同僚は少し休憩をし、それからピラミダへ戻ることにした。
時折現れるワイルドハントを駆逐し、休憩中にはマンドラゴラをもちもちしつつ、ピラミダへの帰路を辿る。
その途中、戦闘の音が聞こえたので、確認のために音のする方へ向かった。
「あれ、昨日の激ヤバ騎士じゃねぇか?」
私が「昨日の激メロ男!!」と内心悶えていたら、隣で同僚がそんなことを言った。激ヤバじゃない。激メロだ。まあある意味激ヤバだけども。
ライトキーパー的には加勢すべきなのはわかっているのだが、なんか楽しそうだから若干気が引ける。だからといって何もしないわけにもいかないし、荷台を同僚に任せて、加勢に行こうとした時。
彼の後ろから、新しいワイルドハントが湧いて出た。彼は、それに気付いていない。
─アビスの魔術師が現れた。
─✕✕✕✕は、それに気付いていない。
─私がいる場所からは間に合わない。声をかけても、間に合わない。
─私は自分の武器を投げた。
─アビスの魔術師は、それを避けた。
─私の目の前に瞬間移動してきた、アビスの魔術師。
─視界が、真っ赤に染まる。
「スカーレット!?」
同僚の声で、我に返る。
新たに現れたワイルドハントが、あの彼に襲いかかろうとしていた。だから、私は躊躇せず、炎元素を纏わせたナイフをワイルドハントに向かって投げた。
彼に向かって振り上げられていたワイルドハントの腕に、ナイフが突き刺さる。悲鳴をあげるワイルドハント。
彼が、悲鳴を上げたワイルドハントを見て、それから私を見た。彼の目が、大きく見開かれる。
「集中!」
そう叫んで、私は剣を手に、残るワイルドハントに切かかった。
◇◆◇
ワイルドハントを撃退した後、私は彼に一言声をかけてからその場を去ろうとした。…激メロ男と話すチャンスじゃないのか?って?ばっかやろう。この私が、一度も話したことのない推しとまともに話ができるわけないだろうが。イルーガ分隊長とフリンズさん?あの二人は慣れたんだよ。なんとか。
お疲れ様でした、とか、そんな感じの無難な挨拶をしようとしたら、激メロ男は私にずんずん近づいてきて、それから、私の胸ぐらを掴んできた。
「アルバッ!!てめぇ今まで何してやがった!!?」
安堵と怒りが混ざったような、そんな表情で、彼は叫んだ。
「生きてたなら連絡くらい寄越せよっ!俺が今までどれだけ心配してたと思ってんだ!!」
…そのアルバという人は、彼にとってどんな人だったのだろう。ファルカさんも驚いていたくらいだ。私は、そのアルバという人に、それほどまでに似ているのだろう。いや、もしかしたら、私は本人なのかもしれない。私が持つ神の目の意匠は、モンドのもの。だから、私がモンドと関わりがあるのは確かである。
でも、わからない。
記憶を思い出さないと、私は自分が何だったのかわからないのだから。本人かもしれないし、他人の空似かもしれないし。
「ごめんなさい。私は、あなたを知りません」
「は…?」
私の言葉に、大きく見開かれた彼の目。
…何か、言われるだろうか。そう、身構えていたら。
彼は「…ああ、そうだったな」と呟いて、私の胸ぐらから手を離した。それから、どこか悔しさの滲む顔で目を閉じて、大きく息を吸って、深呼吸をした。…もしかして、ファルカさんから聞いてたのかな。
「…いきなり掴み上げたあげく、怒鳴って、悪かった。俺は西風騎士団遠征軍所属、第五小隊副隊長のローエンだ」
少し落ち着いたらしい彼は、そう、名乗ってくれた。
だから、私も彼に名乗った。もしかしたらファルカさんから聞いているのかもしれないけれど、特に聞かれたわけでもなかったから、記憶喪失であることは言わなかった。
激メロ男─否、ローエンさんは、私が名乗ると「スカーレットだな」と呟いて、それから、私の目を見た。
「スカーレット…さん。あんたに時間がある時だけで良い。俺がナド・クライにいる間、俺に付き合っちゃくれないか」
無理にとは言わねぇ。そう言って、彼は頼む、と、頭を下げてきた。……こんな時に言うことじゃないのはわかってるんだけど言わせてほしい。
間近で見ると本当に顔がいいなこの男。マジで激メロ男じゃん。
内心そんなことを思いながら、平常心を装って、私は「顔を上げてください」と言った。彼は、ゆっくり頭を上げて、それからじっと、私を見てきた。ゔっ、顔が良い…。
「…確約はできませんが、それでもよろしければ」
私だって、記憶喪失のままでいたいわけじゃない。思い出せるなら、思い出したい。彼と関わって、何か思い出せたならそれでよし。何も思い出せなかったら、その時はその時だ。…べ、別に顔が良いからほいほい頷いたってわけじゃないんだからねっ。
こうして私は、激メロ男─ローエンさんと、彼がモンドへ帰るまでの間、交流することになったのだった。
◆◇◆◇◆
夢主
炎の神の目を持つライトキーパー。
超がつく面食い。好みの顔は、美少年顔と妖艶系お兄さん顔。
記憶喪失で、自分が今まで何をしていたのかさっぱり覚えていなかったため、仮の名前として、髪の色から取ってスカーレットと名乗っている。
“アルバ”
西風騎士団に所属する女性。
赤い髪の兄と、青っぽい髪の義兄がいる。
現在、行方不明らしい。
騎士兎
俺がアルバを間違えるわけがないだろ。
◆◇◆◇◆
後書き的なもの
記憶喪失ネタはなんぼあってもいいってばっちゃが言ってた。
なんとなく思ってたんですが、ローエン好きな方って、薬研の兄貴も好きだったりしませんか…??
























