注意
・自分用に好き勝手書いてる
・私が読みたい話を書いてます
・キャラ崩壊
・なにもわからん
・原作読んだのはるか昔
・中身に整合性を求めるなを合言葉にしてる
・捏造設定過多
以上で大丈夫な方はどうぞ
「お兄さま、おかえりなさい」
家へ着くと、メローピーが暖炉の前で出迎えてくれた。
「おや、……ただいま、メローピー。どうしたんだい?」
「ふふ、今日はお兄さまが早く帰っていらっしゃるって聞いたから、待ってみたの」
ほんのりと微笑んだ顔色は良い。
去年の今頃の倒れそうなほどの白さから健康的な色合いに変化した妹は可愛らしかった。
待っていた、と言うことは何か話があるのだろう。
この間、街に行ってきたことについてだろうか。たくさん伝えたいことがあるのだと、その日に聞いていたはずだ。
「可愛いことをしてくれるね。嬉しいよ。夕食は?」
「ご一緒しようと思っていましたわ。食べてきてしまいました?」
「いいや、一緒に食べようか。ジュニアはどうしてる?」
「今日は何だかはしゃいでいたみたいで……少し前に眠ってしまいました。今はレティとノンナが見ていてくれています」
おや。この間頼んだことでも考えてくれていたのかな。
もしくは寝たことにして研究室にでも向かったか。どちらにせよ、食事の場に呼ぶよりはそのままにした方が良さそうだ。
「そうかい。では、二匹には悪いけれど、二人でゆっくり食事と行こう。お前の話を聞かせておくれ」
微笑めば、嬉しそうな妹の返事が返ってきた。
「なるほどなるほど、楽しめていて良かった」
やはり思った通り。妹はこの間の外出の事を話題にあげた。ついこの間、ジュニアとナベルスを連れて密会に参加したあの日はメローピーも街を存分に楽しんで来れたようだ。
銘柄の夫人になっていたり、魔法省で働いていたりと様々な同級生たちとの出会いは彼女にとって良い刺激となったことだろう。
「みんな、お兄さまのこと気にしていたわ」
「ああ、まあ、急に表舞台に立ったからね」
かなり急いだ魔法大臣の交代劇を行なってしまったから、話題に上がるのは想定内。
むしろ、どう語られるかが問題だ。
「そう。お兄さま、新しく魔法大臣になってから色々な事をしているでしょう?特に…………マグル産まれとの融和を進めていること」
「何か言われたのかい?」
はてさて。賛否両論になることは当然だが、妹の方に暗雲が立ち込めるのは良くない。
とは思うものの、妹の口調は暗くはないし、むしろ楽しげな気がする。
「私は、トム……ジュニアのことがあるとは分かっているんですけれど、お兄さまにね、マグルの恋人がいらっしゃるんじゃないかって社交界で噂なんですって」
なるほど。
そう来るのか。思わず笑ってしまう。
「ふふふ、御婦人は好きだよね、そう言う話」
「お兄さま、昔、ええっと……そう、グリーングラス家に招かれた席でマグル出身の異国の方と踊られたのだとか」
「グリーングラス……ああ、確かにあったね。ホグワーツの在籍中だから……十年近く前だけど、よく覚えているものだ」
何時だったか、ホームパーティーを開くのだと招かれた時にそんなこともあった。
学生の社交の練習、という形だったのでダンスも踊ったのだ。あの時は最低限、ワルツだけが踊れた状態だったから、最初の曲だけ踊って壁の花に徹した。その一曲のダンスが今更掘り起こされるとは。
パートナーにリードして貰うばかりだった苦い経験をこんな形で思い出すなんて思わなかったな。
「写真が残っていたらしいの。ほら、つい、焼き増しをお願いしちゃいました」
気恥ずかしそうにはにかんだメローピーが、動く写真を1枚取り出して見せてくる。
「……懐かしいね。しかし、こんなものを残していたのはグリーングラスかい?」
子どもの頃の自分のダンスは今にしてみると堂々とはしているものの、指先や足先など細部に粗が残り過ぎてお遊戯のようだ。
パートナーの彼女が洗練されている分、だいぶ拙く見える。
「ええ。私のお友達にグリーングラスの分家の娘がいるでしょう。その子が当時、カメラの練習をしていたらしくて」
「ん…………ああ、そう言えば従姉妹だと紹介された娘がいたかな。彼女か」
「ええ。それで……その子がお姫さまと王子さまが踊っていたみたいだから、ってお兄さまたちの写真を熱心に撮っていたらしいの」
「なるほど。彼女はともかく、私は王子なんて柄じゃないのだけれど……幼心の思いを否定するのも忍びないね」
傍目からはそれなりに格好が付いていたのだと思えばまだましか。
「ねえ、お兄さま。私も気になりますわ」
「おや…………もしかしてこれは私からその話を聞きに来たわけだ」
「もちろん、きちんと報告もいたしますけれど、教えてくださいますよね?」
微笑んだメローピーから不思議と圧を感じる。
この娘こんなに恋愛話が好きだったのか。
まあ、楽しそうで何より。肩をすくめて降参のポーズを取る。
いやあメローピーの追求と言うかゴシップ好きと言うかなんというかを甘く見ていたな。
楽しい話題ではあったけれど、あんなに熱心に聞かれるとは思わなかった。
食事の間中、パートナーだった彼女との関係を聞かれ続けてまいったね。きちんと報告の部分は私も気になるところを押さえてくれていて流石私の妹、だと思えるからこそ余計に。
出来る子なんだ、あの娘は。
『ノンナ、ジュニアは?』
『眠ったわ。今日はレティの当番』
『そう。ありがとう』
音もなくするりと部屋へ戻ってきた愛蛇が首元に巻き付いたのを撫でて軽く労る。
どうやらジュニアは研究室の方にいたらしい。無理をしないように見守ってくれていただろう、ノンナに礼をして、彼女が来る前に手を伸ばしていた机の上の冊子に、改めて目を向けた。
分厚い書籍が計10冊。
ナベルスが褒賞として欲しがった本と、それに加えて役立ちそうだった幾つかを追加したものだ。
パラパラと軽く中身を確認し、問題がないことを確認する。
「…………うん、全部揃ったね。フィン、この書物を適当にラッピングして郵送してくれるかい」
「はい、フィンは承ります」
「私から贈っていることが分からないように偽装もしておいておくれ」
「畏まりです」
呼びつければすぐに現れるしもべ使い妖精は便利だ。言葉一つでやってきたと思えば、バチンと音を立てて本の塔と共に消えていく。
これでナベルスのアパートメントに届くように手配は完了したが、今後のことを考えるとナベルスにはもう少し手軽に資料にアクセス出来るようにさせたい。
学びたい時に学びにくい環境というのは問題だろう。手駒の環境はなるべく良くするのも、雇い主の役目だし。
考えてみれば、魔法界において専門書と言うのはなかなか個人では所有しづらいものがある。
ナベルスは毎度良い気付きを与えてくれる男だ。
「……図書館欲しいなぁ。うちの蔵書の解放、してみようかな」
防犯には魔法をかけて対応し、司書を雇って稀少本以外を公開する。そうすれば、本を買えない立場の魔法族にも文字を読めた方が良いと思わせることが出来るかも知れない。
それに、本というのは安くはないのだ。
魔法界の本の材料として主流になっているのはパルプ紙ではなく羊皮紙。特に魔法に関する書籍はそれが顕著だ。
魔力の伝達やら紙本体の耐久性などを加味してのことなのだろうけれど、薄利多売の生産形態にはなっていない。
そのため、この時代になっても本を買うと言うのは少しだけハードルの高い行為だ。専門書になれば余計に。
ホグワーツの生徒が使う教科書なんかは毎年一定数が買われる見込みがあるから、それなりに安価ではあるけれど。
「問題が山積みだ……」
取り敢えず、自主的な学びは誰もが出来るように環境は整えたい。
アクセスを考えてロンドン辺りに私設図書館を置いてみようか。魔法族なら誰でも使えるようにして、アパートメントの一部屋を拡張すればいいかな。
「…………うん、問題ないかな?」
少し法律やらを思い出してみたが、この件にはなんの問題もなさそうだった。どうせならマグルの本だったり世界各地の本も合わせて置いてみようかな。
本は新たな世界の入り口であるし。魔法界って自分たちの世界がファンタジーだからなのか読み物の種類が少ないんだよね。
マグルのファンタジーから着想を受けた自由な魔法の発展とか、ちょっと期待したいな。
個人で出来る範囲と魔法大臣として出来る範囲は違うから、どちらも上手く活用して行こう。
「司書を雇わなくてはね。雇用も少しでも生み出して行かなくては」
魔法界の就職事情はなかなか厳しい。
ホグワーツを出た者であれば選び放題かと思えばそう言う訳でもなかったりする。そもそもの話、新卒一斉採用をするような団体が少ない。
魔法省や一部の規模の大きい団体位なのだ。例えばグリンゴッツだったり、日間預言者新聞だったり。
では中小の会社は、と言えば、こちらは欲しい時に数名を個人のツテ等で拾ってくることが多い。
基本的に縁故採用だ。
魔法界は常々、雇用に対してヒトが余っている。
魔法界において、一人がこなせる仕事量がマグル界よりも多いのだ。なんだって魔法で出来てしまうから。
それに、ある程度の雑務はしもべ使い妖精に行わせた方が安価で楽かつ、一定以上の効果が保証される。
故に、魔法界はヒトが少ないと言うのに就職率は良くない。資本経済に参加しなくとも生きていける魔法族が多いのも理由ではあるが、雇用が足りないのだ。
魔法大臣になってから動き出している計画ではその雇用も多少生み出せているが、それでもあぶれる者は多い。国の事業にはそれなりに信用が置ける人間しか採れないし。
特に低魔力者のあぶれ方は顕著だ。
「やはり低魔力者への雇用枠は何処かで必要だが…………」
これから育つ世代に期待する政策は既に動かし始めているが、現状成人してしまった者へのセーフティネットは未だ存在しない。
魔法があまり使えなくとも良い仕事を、と思っても魔法が使える者の方が便利だとなってしまうことが多いのだ。
今、雇おうと思っている司書だって仕事内容に魔法力は関係ない。だが、細々とした雑務でも魔法が使えるかどうかで仕事の方法はがらりと変わるのだ。
明かりは光よ、遠くの本を取り出すのは来い、簡単な掃除だって魔法が早い。
「便利過ぎるというのも考えものだな」
分業させれば良いところを一人で十分にさせてしまう。
「うん、ちょっと割高にはなるけれど試作の一環だ。スクイブ、もしくは低魔力者から司書を何人か……それから、警備員として魔法使いを何人か雇おうかな?」
図書館の中での魔法禁止の魔法でも組み込めれば、わりといい感じに出来そうな気がする。
魔法が使えないようにその建物全体に術を敷くことな可能だろうか。ちょっとその辺りはジュニアにも相談してみよう。
ルーン魔術を組み合わせれば、限定的な魔法阻害は可能になる気がするが。
「うん、一先ず場所と人材、蔵書の確保には動き出してしまおう。魔法についてはジュニアに一旦任せて……必要であればナベルスに実地で教える教材代わりにしてもいいし」
一旦、図書館についてはこれでよし。
広げたスケジュール帳に適当な期限を書き込んで頷く。
さて、後は。
少しだけ息をついて、執務机へと向き直る。そうして、首元に巻きついた愛蛇の名前を呼んだ。
『ノンナ』
『なぁに』
『方法がね、二つあるんだ。穏便に行くか、過激に行くか』
かつて書き記した魔法界の問題の羊皮紙を広げる。
箇条書きでまとめたそれらはとても多い。ちまちまと一つずつ潰していくのじゃ、きっと追いつかない。
けれど、一代で成すにはあまりにも大きな問題もある。
一年ほど表立って活動して理解した。このままでは自分の求めるものに辿り着くまでの道程が遠すぎる。
『……奇妙な私のお友達、あなたは決めているのでしょう?』
『ふふ、そうかも知れないね。君なら分かるのかな、私はずっとこの世界が不満だった』
『ええ、知ってる』
良く理解してくれる友の言葉に、私は微笑んで思いの丈を口にした。
「うんうん、順調だね」
ポラクスとジョシュアの話に頷きながら微笑む。
彼らに任せている孤児院の準備と純血一族への根回しは順調そのもののようだった。
「モーフィン先輩、こちらには少し余裕があります。他に進めるべきことはありますか?」
「ふむ……そうだね。最近、魔法省への寄付を増やしている家があるだろう。その辺りへ労りも兼ねて一つ場を設けようか。準備をお願いしよう」
最近の改革の波に合わせて、魔法省への寄付という形で労働力以外の支援をしてくれている家がかなり増えている。
ジョシュアたちがメインで社交してくれた結果だろう。であれば、多少の飴になる行動はしておくべきだ。
魔法大臣の覚えがめでたいのだと言う箔はそれなりに使える、と良いけれど。
「承知しました。お任せください」
「よろしくね、ジョシュア。……ポラクス、浮かない顔をしているようだけど、何かあったかい?」
「……いえ、……………」
何かあったらしい。
かなり腹芸も出来るこの後輩が、気を許しているにしても顔に出しすぎるくらいには重たい悩み。
「ポラクス」
手の届かないところに置いた覚えはない。
少しの圧を込めてその名前を呼ぶ。
私よりもずっとヒトの上に立つことが当然の男にするには分不相応かもしれないけれど、命じるように。
「…………せん、ぱい。その……」
漸く絞り出された声は震えていた。
ちらりと斜め向かいへと視線を向けるが、小さく首を横に振られる。
なるほど。
「うん。ジョシュア、出ていてくれるかい?」
「分かりました。何かあればお呼びください」
聡い後輩が扉を閉めて去っていくのを確認して、改めてもう一人の後輩へと向き直る。
元々白い顔をさらに白く、青ざめさせた様子は痛々しい。これほどの顔色を見せたのは、ホグワーツにいた学生時代────あの時の一度きりだったのに。
「無理に話さなくてもいい。落ち着くまで待つくらいの時間はある」
そうだな。
ポラクスの今の立場で起こる問題かつ、彼がここまで衰弱する様な出来事。
家族だろうか。
子どもに関することでは恐らくないだろう。既に生まれてまだ秘されている子どもがいるが、無事に育つ未来がある。
彼の妻イルマでもない。つい先日顔を合わせたが、病気の気配は無かったし事故の話も聞かない。
では他の一族。
ブラック家の親族は多い。例えるならマグルで言えばハプスブルク家のようなもの。至るところに親族があり、影響力を持つ。
そんな一族の上に立つのがポラクスであり、ブラック家当主だ。
私のような気楽な立場の当主とはその肩にかかる重圧は比べ物にならないだろう。だが、今更その重圧に潰れるような男でもない。
であれば、外的要因だろうか。
昨今の政治事情はどうなっていたか。同年代の家の当主たちは私を中心に纏まっている。一族の反発が残るところもある──ブラックもそのうちの一つだ──が、基本的には同じ方向を向くことに成功していた。
「(同じ方向を向いていたとして、必ずしも一致団結出来るわけではないけれど…………ふむ)」
政治というやつは面倒だ。
すべてを潰せば簡単だが、それで丸く収まるほど世界は簡単に出来ていない。
かくり、と首を傾げて小さく頭を振った。
こう言うのはやはり向いていないのだ。
結局のところ、自分は頭を回すタイプではない。下手に考え込むよりも答えを聞き出すほうがずっと速い。
「うん、美味しい。流石はマルフォイ、いい茶葉を使っているね」
リラックスした雰囲気を演出するために、用意された紅茶へと口づける。少し冷めてはいるが香りは豊かだ。
マルフォイ邸に来るといつも思う。季節によって茶葉は変えられているのだが、毎回美味しくて感心する。
「…………ジョシュアは、先輩が来る時は、先輩の好みを用意しますから」
「おや、そうだったのかい?」
驚きだ。好みの銘柄なんて自分でさえ把握してないのに。
今度私が何を好きなのかジョシュアに聞いてみよう。
「はい………あの、先輩」
「なんだい?」
「…………先輩、一つ、聞いてもいいですか」
少し緊張は解けたのだろう。青褪めた顔ではあるものの、先ほどよりも声の震えは収まっている。
「構わないよ」
「先輩は、僕らの前から居なくなったり、しませんよ、ね?」
そう言えばキャラクター紹介的なの置いてないかもしれないということで雑にこう言う感じで書いてるという設定↓
主人公
力と統率、魅力のステータスで生きぬいてきてる。
暴力装置であることの方が適正が高い男。
問題を発見して解決までの道筋を実現可能な方法で考えることが出来るが、一応出来ると言うだけ。
向いているわけではない。
自分であれば可能、と言う属人的な解決方法で解決してしまうので普遍的な解を導き出せない。
→例:Q.グリンデルバルドの討伐方法を考えなさい
A.ナベルス+αに雑兵処理をさせて自分と甥で正面から叩く
本人も参謀役が向いていない自覚があるので、他の人間に考えさせる方向で動いている。
自分が責任を持って人を動かすことに躊躇がない。
この男は乱世に産まれた方が本人的に良かったが、ギリギリ時代を間違えてもいないのかもしれない。
基本的にあればあるだけいいし、自分の手の届く範囲すべてを護りたいと思っている傲慢。
ただ、本当に何か一つだけを選べと言われたら甥を選ぶ。唯一の秘密の共有者で共犯者なので。
でも死出の伴とか死を感じる場所に一緒に連れて行くのはナベルス。自分のものだと思っているので。
得意なこと
暴力
苦手なこと
人の機微を察すること
細かいこと






















