かぐやの復活ライブが行われてから3ヶ月。
ヤチヨにも現実で動ける義体ができてみんなでハッピーエンドに向かっている最中、私達はある問題にぶつかった。
それが...
彩葉「ヤチヨが甘えてくれない!!!」
かぐや「くれない!!!」
そう。ヤチヨが甘えてくれないのだ。
ツクヨミにいる時は手を繋いでだの抱きしめてだの沢山甘えていたのに義体を得て現実に来てからは全然甘えてくれない。例えば私とかぐやが遊んでいると、
ヤチヨ「かぐやと彩葉はいちゃらぶだね〜」
て言ってきたり、私がヤチヨと触れ合おうとすると、
ヤチヨ「ヤチヨはもうおばぁちゃんなのでそういうのは若いお二人で〜」
などと言って去っていってしまう。
現実の私が嫌いなのかなと不安になってヤチヨに聞いてみたら真顔でそれは違うと言ってくれたので多分容姿の問題ではない。
かぐや「わたしもっ!わたしもヤチヨに『仲良し』しよ〜?って聞いたら本気でぶん殴られた!」
なんか金髪のアホタレが何か言っているが無視して本気でどうしたらヤチヨが甘えてくれるか対策を考えることにした。
それから私はかぐやと数時間ヤチヨ甘々大作戦を考え、何個か有効打になりえる作戦ができた。次の日は日曜日でヤチヨもずっと家にいるはずなので私たちは早めに睡眠につき、明日の戦の為に体と心を休ませた。
決戦の日の朝が来た。早速行かせてもらおう!
作戦その1
『寝起きは判断力とか鈍っててなんか上手く甘えてくれるかも作戦!』
かぐや「ヤチヨもう朝だよ。起きて〜」
ヤチヨ「ふぁ〜。かぐや、おはよ」
かぐや「ヤチヨ?おはようのぎゅーは?」
ヤチヨ「あ、そうだったね。それじゃ.....いや!なにいってんの!?絶対しないからね!」
かぐや「くそ!作戦失敗!」
作戦その2
『目の前でこけそうになったら抱きついて止めてくれる説』
彩葉「あ、ヤチヨ。おはよ」
ヤチヨ「おはよ〜いろはぁ」
彩葉「今日はなにする〜?なんしたいこと......やば!?」
かぐや「いろは大丈夫!?」
彩葉「あんたが助けたら意味ないでしょうが!」
かぐや「あっ」
ヤチヨ「...」
作戦その3
『パンケーキで誘惑作戦!」
かぐや「ヤチヨ〜!パンケーキ食べる?」
ヤチヨ「えっ!パンケーキ!?食べる!」
かぐや「あ、でも後一個しかないや。彩葉と一緒に食べて?」
彩葉「ヤチヨ。一緒食べようか。こっちおいで?」
彩葉「フォーク一個しかないから食べさせてあげる。はい、あーん」
ヤチヨ「いや、私が食べさせてあげる」
彩葉「え、いやわたしが」
ヤチヨ「はい、彩葉?あーん」
彩葉「あーん♡」
それから全ての案を出し尽くしてもヤチヨが甘えてくれることはなかった。このままでは敗北してしまう...こうなったらあの手を使うしかない。
最終奥義
「ヤチヨにめちゃくちゃ見せつけるようにいちゃいちゃして嫉妬させよう作戦」
彩葉「かぐやはほんとにかわいいなぁ〜」
かぐや「いやいやいろはの方がかわいいよぉ〜」
彩葉「ねぇかぐや?ぎゅーってしよ?」
かぐや「いろはは本当甘えん坊さんだねぇ〜」
彩葉「甘える方が好きって伝えてるみたいでいいでしょ?」
かぐや「たしかに!」
ヤチヨ「...」
私達はヤチヨに見せびらかすようにイチャイチャする。
するとヤチヨが私達の方へ足を進めてきた。
私達が勝ちを確信した瞬間、ヤチヨが口を開いた。
ヤチヨ「ねぇいろは?かぐや?馬鹿にしてるのかな?」
彩葉・かぐや「え?」
ヤチヨ「私がどういう思いで我慢してると思って...」
ヤチヨの目にすこし涙が浮かんだ。
彩葉「なんで我慢するの?私はヤチヨに甘えて欲しいのに」
かぐや「そうだよヤチヨ!3人でハッピーエンド行くんでしょ!?」
ヤチヨ「彩葉...かぐや...」
ヤチヨ「ほんとに我慢しなくていいの??」
彩葉・かぐや「どんとこい!」
ヤチヨ「わかった。ならもう我慢しない」
ヤチヨ「一回手出したら止まらないと思って我慢してたんだけど2人がそこまで言ってくれるならね?」
かぐや「あれ?」
ヤチヨ「じゃあまずは手錠つけてもらおっかな」
彩葉「え?」
ヤチヨ「どうしたの?はやくしてよ。我慢しなくていいんでしょ?」
彩葉「いや、私達は甘えて欲しいなぁって...」
ヤチヨ「甘える?私は『甘やかす』方が好みなんだよねぇ」
ヤチヨ「よし、じゃあ目隠しもしよっか。それと...あっ、かぐや逃げちゃダメだよ??」
その夜私とかぐやは一睡もする事を許されず、ヤチヨに永遠と可愛がられるのであった。しかしその後からヤチヨも甘えてくれるようになったので実質私達の勝ち?多分ね。
めでたしめでたし。





















