お読みくださりありがとうございます!
わちゃわちゃとした流れのまま、お話が進んでいますが、私が原作の重要な流れを忘れていたため、今回、こっそりと記載してあります!
皆様のコメント指摘で青くなりましたが、このうっかり忘れもこの先に使いながら物語を構成していこうと思います!
↑開き直りの誤魔化しです(;_;)
この先、仕返し計画案に私の考えていたものが、感想欄で被っている事もありますが、良い案だ!と思った時に使わせて頂く事もあるかと思います。
もし使われて困る方がいらっしゃいましたら、感想欄でのコメントに仕返し案は控えてくださいm(._.)m
読んでしまうと使おうと思っていても使えない縛りになってしまうので、どうぞ宜しくお願いします!
個別に使わせて頂きますとも、承認も取りませんが、何卒ご理解ください。
私が考えていた案で被ったのもあるので。
現在、第18話に取り掛かる所です。
けちょんけちょん目指して、子どもたちと頑張ります!
暑くなってきましたー!
皆様、是非ご自愛くださいませ。
ハルトムート
ーボニファティウスー
儂は皆との話し合いの後、城の自分の執務室に行く。
執務室とは言うが、こちらに回ってくる執務は主に騎士団の関係のものだけ。
中枢から遠ざけたかった儂に、与えられた権限は騎士団のみ。
では、ジルヴェスターが他を把握しているのか?と言えば、そうではない。
子どもたちがアレキサンドリアから送られて来たことで、理解したエーレンフェストの歪。
エーレンフェストを少しでも良いものにしようとする気持ちがもうあまりない。
儂は、アーデルベルトの家族をもう同じエーレンフェストの領主一族だと思えなくなった。
あちらがエーレンフェストの領主一族なら、儂はリンクベルク家の者。もう同じ一族の括りではない。
それに、領主一族とは、領地のトップでその領地を導くものだと思っていたが、自分の事ばかりの今のエーレンフェストの領主一族を見るとかつては自分も同じように自分のことだけで、孫娘だ可愛いと思いながら、ローゼマインの事さえ、知ろうとせず自己満足で関わっていたのだと知った。
ひ孫たちと話し合って感じたのは、エーレンフェストの者は、領主一族に限らず、城で勤める者の多くは、何故か[[emphasismark:自分の思う通りに物事が進む > ﹅]]と思っていると言う事だ。
ローゼマインも言っていたが、どれほど身分が高くとも、全ての要求や要望、未来が自分の思い通りに進む訳はない。
儂自身、浅はかに孫娘を可愛がり、お祖父様と呼ばれたいと願い、その通りになると[[emphasismark:思い込んで > ﹅]]いたのだ。
確かに教育よるものもあるのだろう。
しかし、城の中で皆がこの状況と言う事があるのか?
今から話し合いをするハルトムートの件もそうだ。
フロレンツィアが部屋で溢した言葉で、ここまで勝手に臣下が動くのか?
養女であるローゼマインが将来、自分の実子がアウブになるために邪魔な存在であるのは理解出来る。
領主争いなど、どの領地でも普通にある。
幼いフェルディナンドを抑え込むヴェローニカに、確かにそう言った領主一族の争いはあると感じた事もあった。
だが・・・。
ローゼマインに第三者の介入を聞き、冷静になれば、この城の歪さがおかしいと感じるのだ。
エーレンフェストは昔からの領地ではない。過去の領主たちが賢人だった訳でもない。ジルヴェスターで7代目の200年足らずな領地。
過去の領主一族の貯財などないのだ。
何もしないで暮らしていけるほど、安泰な領地ではない。
そして、元々土着の貴族であったライゼガング。
ライゼガングもたまたまエーレンフェストの上級貴族に残れただけなのだ。
アイゼンライヒを廃領にした際、外国と手を結んだ領主とは遠く、アイゼンライヒの主産業であった鉱山に近い土地でもなく、国境門に近いキルンベルガのように外国からの商人の受け入れをしていた土地でもない。
ただ、ずっとこの土地の食料需給を担う土地だったから生き残ったのだ。
アウブの自覚のないジルヴェスター、アウブ配は嫁いで来てからずっと上級貴族であるエルヴィーラに守られている気概のない者。
そしてアウブの実子の3人。一番上の長男は、祖母に育てられた愚か者。
長女はましだが、これも特出するような才能もなく、エーレンフェストの者から見ても普通の領主候補生として育っている。
長男よりは教育が行き届いているが、あくまで中領地の中で最下位であるほどの教育。
元々が第三夫人の娘だからか、実母の教育もここまでが力量なのか?
あの様なものだったか?と、自分の妹を思い出して考えてみれば、もっと教育が行き届いていたように?思うのだ。
儂の妹たちは政変で処刑されてしまったが、上の妹は旧ベルケシュトックの上級貴族に嫁いだ。
領主候補生なのに、他領の上級貴族に嫁いだ訳は、当時のエーレンフェストが領地順位最下位をウロウロしていて、領地順位一位の領地に嫁いだのだ。
魔力の釣り合いも取れていた。
下の妹は、ザウスガースの領主一族に嫁いだ。当時の領地順位は・・・確か15位。
当時21〜23位程底辺領地から、15位に嫁ぐのは、とても名誉な事だったのを覚えている。
その妹たちと比べれば、まだまだ教育が足りないのが分かるのだが・・・
底辺領地であった頃より教育の質が下がっている。
この頃までは、他領との繋がりもあり、儂の父もアウブとして5代目で、きちんと他領にも底辺領地ながら伝手もあったのだ。
政変により、この2人の妹は処分されてしまったが。
リヒャルダは、3代目領主の息子を父に持つ傍系領主一族で、エーレンフェストに忠誠を誓う側仕えだ。
彼女の忠誠を若い時から見てきた。
その上、あのヴェローニカに甘やかされたジルヴェスターをなんとか領主候補生らしくしようと奮闘していたのも見て来た。
そのリヒャルダが、アウブの命によりローゼマインの筆頭側仕えについて、教育をフェルディナンドに任せきりで何もしないなどあるのか?
ヴェローニカの息子のジルヴェスターにさえ、毅然と対応していたのに?
それとも飴の母親には、鞭の側仕えがいる方がジルヴェスターを傀儡にしやすいとヴェローニカは思ったのか?
それにこれから会うレーベリヒト。
ギーべライゼガングの異母弟。そこまで忠誠心のある者だったか?
フロレンツィアから直接的な指示はなかったと子どもたちは言ったが、フロレンツィアと側近との間に絆があったのか?
嫁入り後に付けられた、嫁入り先の領地の側近。
嫁入り先の側近は、本来嫁の出身領地ばかりの優遇を止める進言もするはずでは?
子どもたちの話では、まるでフレーベルタークから付いてきた側近のような動きだ。
ライゼガングが一枚岩だとは言わないが、ヴィルフリートが次期アウブになるより、ローゼマインが次期アウブになる方が、ライゼガングには嬉しいはず。
ローゼマインを他領に出す様に息子を誘導し、レーベリヒトは何を利として得る?
分からない。分からない事が多すぎる。
今日のハルトムートとの話し合いで色々分かれば良いのだが・・・。
ひ孫たちにハルトムートとの質疑応答模範解答集を持たされた。儂はこれに従って答えれば良いそうだ。
執務室の前にはレーベリヒトとハルトムート。
儂と一緒に儂の執務室に入れる。
側近たちが、場を整え、下がる。
「今日、2人を呼んだのは、ローゼマインのことでだ。
レーベリヒト、何故ハルトムートを使いローゼマインを他領へ出す道筋をつけようとする?
あぁ、余計な問答は不用だ。フロレンツィアと、もうこの件について[[emphasismark:話して > ﹅]]あるからな」
「いえ、ボニファティウス様。私はその様な・・・」
「ん?そうなのか?レーベリヒトは何もハルトムートに指示していないのか?
それなら貴族院でエーレンフェストの聖女と言って、まだ貴族院に通ってもいないローゼマインのことをハルトムートが話したのは、ハルトムートの独断だと言うのか?」
「・・・」
「そうか、ハルトムートの独断なのだな?
貴族の無言は肯定だからな、ハルトムート、それでは質問だ。
何故、貴族院で其の方はローゼマインの事を他領に話したのだ?」
「それは、ローゼマイン様がこのエーレンフェストで使い潰されそうになっているからです。
あれだけ素晴らしいローゼマイン様をこのエーレンフェストでは、ボニファティウス様の前ですが、正しく理解し、正しい地位に沿う環境を与えるとは思わなかったのです。
ローゼマイン様はもっと素晴らしい舞台に立つべき人で、あれだけ素晴らしい祝福を惜しみなく私たちに齎してくださる、まさしく聖女様!
そんな聖女様の存在をこの暗いユルゲンシュミットに知らしめれば、聖女様としてローゼマイン様が輝き、ユルゲンシュミットを導く存在になれると私は確信しているのです!
ですが、現在はエーレンフェストの神殿でローゼマイン様は、エーレンフェストの領主一族、いえ、アウブ一家に搾取されているではありませんか?
なので、私はエーレンフェストにはこんな聖女がいると先に他領に知らしめ、ローゼマイン様の価値を他領が認めれば、エーレンフェストも粗雑に扱えないと思っています。
ローゼマイン様は、あんなにお小さいのに、すでにアウブ一家に良いように扱われ、神殿に追いやられ、・・・。
ローゼマイン様が何をしたと言うのでしょう?
ローゼマイン様は、洗礼式で同派閥だと言うだけの私たちに、素晴らしい祝福を下さいました。
そんな気高くも素晴らしい聖女であられる・・・
ハルトムートの話が長い。
あのローゼマインの洗礼式の時の祝福は確かに素晴らしかったが・・・。
ローゼマインの祝福で、こやつの頭は脳内お花畑?だったか?の状態になったのか?(勝手な妄想を語る者や意味不明な者の事をこう言うらしい。この間ローゼマインが教えてくれたのだ!)
ハルトムートの隣に座ってるレーベリヒトがうんざりしているな。
ローゼマインは、元平民だったからか、貴族らしい考えでは動かず、性格も温厚、優しい子なのは分かっている。
そんな事、今更ハルトムートに言われるまでもない。
何より儂の孫娘で今や儂の養女だからな。
ハルトムートは、アレキサンドリアのローゼマインの筆頭文官だったと聞いたが。
だがな、やる事なす事突拍子もないローゼマインに、ずっと対応出来るのはフェルディナンドぐらいだろうて。
アーレンスバッハの城に芋虫で大混乱させようなどと考えるローゼマインなのだ。
ローゼマインとフェルディナンドを引き離す事は出来ない。
第一、アレキサンドリアから儂のひ孫が5人も来ているのだ。
・・・それにローゼマイン様の後見人であるフェルディナンド様は、ずっと貴族社会から離れていらした方で、異性ではありませんか?
エーレンフェストの領主一族にと望んでいながら、しっかりとした後見人も付けずにローゼマイン様を未だに神殿に縛り付け、その上後見人に異性をつけるなど!
輝かしいエーレンフェストの聖女であるローゼマイン様への冒涜であると思っているのです!」
「ハルトムートは、そう思ったのは理解した。だが、それを勝手に他領に言う事の弊害は考えなかったのか?
しかも、ハルトムートはローゼマインにとって、関係のない者。家族でもない、知り合いでもない。
ハルトムートは、いつからエーレンフェストの上層部の者になったのだ?」
「いえ、確かに私はローゼマイン様の何者でもありません。
是非ともローゼマイン様の何者かになりたいと望んでいますが!
あ、婚約者などではありません。
私の能力をローゼマイン様のお役に立てて頂きたいと望んでいるのです。
ですから、私はライゼガングの者で同派閥のローゼマイン様より4つ上の上級文官見習いです。
ローゼマイン様がユレーヴェから目覚め、側近を決める時には、きっと私を登用してくださるはずです」
確か、次の貴族院で5年生になるのではなかったか?
まるで理屈の分からないヴィルフリートが浅知恵なまま口が回るような愚か者だな。
こやつも自分の思い通りに未来は運ばれなければ、おかしいと思う者だな。
「はぁー、レーベリヒト。其の方立派な子育てだのぉー。
コルネリウスから聞いた。
ハルトムートは、既に貴族院で3年ほどローゼマインの布教活動などと言うものをしているとか・・・。
レーベリヒト、ハルトムート。
まさかと思うが、なんのお咎めもなく終わる・・・とは、思っていないだろうな?」
「何故ですか!私はローゼマイン様の素晴らしさを
「黙れ、ハルトムート。
レーベリヒト、其の方もこれが何のお咎めもなしで済むと思っているのか?」
「ボニファティウス様、ライゼガングの希望の星と言われるローゼマイン様を崇拝するあまり、行き過ぎた行動にハルトムートは出てしまったと思います。
大変申し訳ありません。
ですが、ハルトムートもまだ学生の身でして。
「学生だからなんだと言うのだ?
まさか、未成年のやった事だから見逃せと言うのか?
そうだな、ハルトムートはまだ未成年。
その未成年が問題を起こしたのだ。しっかりと親にその責任を取って貰うのが良いと思うが?」
ボニファティウス様、落ち着いてください。確かにハルトムートは、やり過ぎてしまったかも?しれません。
ですが、ローゼマイン様の存在を他領に明らかにし、エーレンフェストの価値を上げたのではありませんか?
ローゼマイン様は、ハルトムートの言う通り神殿でお育ちになり、今なお神殿暮らし。
貴族社会で、神殿にいる者をどの様に捉えるか、それはボニファティウス様もお分かりではないですか?
ライゼガングの希望の星で、あれだけエーレンフェストに貢献しているローゼマイン様を他領の者に蔑まれるなど、そんな事はあってはならないと思うのです。
まして、ローゼマイン様は貴族院にも通う前から、エーレンフェストに貢献されているボニファティウス様の孫娘です。
ボニファティウス様からしっかりとエーレンフェストの領主一族の血も引いています。
ハルトムートは、ローゼマイン様の親族のライゼガングとして、ローゼマイン様の価値をもっと皆に理解して貰おうと言う思いから、出た行動なのです」
ベラベラ、ベラベラと。
この親にしてこの子ありだな。儂の質問には答えずに、ローゼマインの親族として憂いたと儂の機嫌取りか?
神殿は確かに貴族に忌み嫌われる場所だがな、アレキサンドリアから子どもたちが来て、神々の存在を感じている今、神殿への忌避さえ、何か思惑があったのでは?と思う。
神殿から貴族が居なくなれば、領地の礎が無防備な状態なのだからな。
「では、ハルトムートの行動のせいで、ローゼマインが狙われたことも許せと言うのか?
ハルトムート、其の方の短慮な行いで、エーレンフェストを良く思っていないアーレンスバッハを刺激し、ローゼマインの危機に繋がったとは考えないのか?
貴族院にまだ入学もしていない領主候補生の存在を、領主の許しもなく勝手に他領に話すことが、どれだけローゼマインの危険に繋がるのか考えなかったのか?
レーベリヒトはフロレンツィアの、オティーリエはローゼマインの側近だが?
両親が領主一族の側近でありながら、領主候補生という者の存在をどれだけ軽く扱うのだ?
レーベリヒト、ローゼマインが憎いのか?
自分の主であるフロレンツィアが、何か言ったのか?
ローゼマインが邪魔だとでも?
ハルトムートのせいで、エーレンフェストに聖女と呼ばれる領主候補生がいると他領は入学前から知ってしまった。
領地順位13位の者が、他領に嫁入りを望んでいると。
ローゼマインは、レーベリヒトの娘か?
違うだろ?何故ハルトムートの暴走を止めぬ。自分の息子がまさかこの様な愚かに育っていると知らなんだか?
ハルトムート、其の方の行動をコルネリウスは家族、領地に報告を怠ったと、かなり叱責を受け、領地に損害を与えたと、コルネリウスの罪の連座としてカルステッドは、領主の筆頭護衛騎士を辞任する事になった。
よって、レーベリヒトもハルトムートの罪の連座によりフロレンツィアの筆頭文官であるが側近を辞任して貰う。
オティーリエもローゼマインの側近から辞任だ。
この事は既に朝のうちにフロレンツィアにも言って、フロレンツィアから同意を受けている。
辞任では甘く解任でも良いほどの罪だが、カルステッドが辞任なので、ハルトムートの両親も辞任となる。
ローゼマインの養父は、変更。今は儂だ。
ローゼマインの不利を黙ってみてはおれん。
ハルトムート、其の方の行動により両親は領主一族の側近から外れる。
ベラベラと勝手な判断で、他領に話す事の弊害を考えよ!
この冬、必ずローゼマインの噂の打ち消しをしろ。
自分の行った行動が、どれだけの人に迷惑をかける行動だったのか、そしてハルトムートをローゼマインの側近になどしない。
勝手に広げたのだ、きちんとローゼマインの噂を打ち消して来い。それが出来なければ、追って罰金刑を課す。
親子で噂の打ち消し計画をしっかりと考えるのだな。
以上だ」
そのまま身分が高い方が退出なので、儂は執務室から退出。
儂の側近に後を任せて、ジルヴェスターの執務室へ行くとしよう。
祝福の効果
ーボニファティウスー
「ジルヴェスター、少し良いか?」
「なんだ、ボニファティウスか。どうであった?ハルトムートは。
何、見習いの学生が少し羽目を外してしまっただけだ、注意したら理解しただろう?
ボニファティウスは最近、歳を取って細かくなったが、ハルトムートに直接小言を言ったのだし、気が済んだであろう?」
いつにもまして、微妙に失礼だな。
ジルヴェスターに真実しか言えない祝福は効いているのか?
効いているような?いないような?
「あぁ、ハルトムートの連座で両親のフロレンツィアの筆頭文官辞任とローゼマインの側近辞任を通達した。
そして、ハルトムートには噂の打ち消しを命じて、その打ち消しが上手くいかなかったら罰金刑だと伝えてきたぞ」
「なぁ!なんてことを!何故ボニファティウスがフロレンツィアの側近を?
それは違うだろ?
何もそんなに怒る事もあるまい。
ローゼマインの事を貴族院で話したとしても、そこまで他領は相手にしないであろう?
心配しすぎなのだ。これだから老人は!
ボニファティウスが年寄りの考えで、心配するのは勝手だが、フロレンツィアの側近問題にまで口を挟むなどと・・・。
私がこの件でフロレンツィアに嫌われたらどうしてくれるのだ?」
んー、効いているのか?これは。
こいつ、本当に何も考えていないな。
呆れるほど、自分本位だ。
真実しか言えないのだから、これは本音なのだろうか?だが、元々ジルヴェスターは考えなしだからな・・・。
祝福が効いているのは、判断出来ないか・・・。
まだ髪は伸びていないし、身体も大きくなっていないがな、先程祝福したばかりだから仕方ないのかもしれんが。
この言動。少しは効いているのではないかと思うが・・・。
「ジルヴェスター、何を言っているのだ?
では、学生が貴族院でシャルロッテやメルヒオールの話を勝手に話しても、其の方は学生のした事と許せるのか?
貴族院入学前に、他領の者に自領の領主候補生の話をベラベラと話すなど意識が低くいにも程があろう?
流行を取り扱うにあたって、ハルトムートがローゼマイン開発だと話しているのだ。
その上エーレンフェストの聖女などと。
噂の打ち消しなく貴族院に通うようになれば、ローゼマインが今エーレンフェストの神殿で生活している事も他領にはバレるぞ?
ローゼマインが領主候補生であり、そう言った事を勝手に話してはならないと、学生に本来なら釘を刺さねばならぬ事ではないか?
そうでなければ、養女としながら搾取しかしないアウブと言う大変不名誉な噂が、他領に流れるがな!
ローゼマインが流行の発信者で、エーレンフェストの神殿で神殿長をしている事を他領にベラベラと話されたら、一番困るのはジルヴェスターであろう?」
「んな!
ボニファティウス、どうしたら良いのだ?
フロレンツィアには、側近のことで責められ、他領には私が非常識だと言われると言うのか?
本当にローゼマインを養女にした事で踏んだり蹴ったりだ!
ローゼマインはユレーヴェで流行発信も出来ぬ上になんだ、この有様は。
あー、何故私はあの時フェルディナンドに言われたからと、ローゼマインを養女になどと。
そうだ、あれがなかったら母上を白の塔に幽閉などしないで済んだのではないか?
どうしたら良いのだ?このままではまずいのではないか?」
「ほぉー、ヴェローニカを幽閉した事を後悔しているのか?
ジルヴェスター、少しは考えて言葉にしろ。ヴェローニカは、フロレンツィアにも辛く当たっていなかったか?
ヴェローニカがそのままなら、フロレンツィアはジルヴェスターと離婚して子どもたちを連れてフレーベルタークに戻っていたかもな」
「んー、だが、母上がいれば礎の供給も楽ではないか?
魔力が多いのだ。
フロレンツィアに辛く当たっていたか?
ボニファティウス、妻と母は相容れない関係なのだ。多少お互いに相手の文句も出るのではないか?」
あれが多少の文句?あれだけヴェローニカはフロレンツィアのことを罵っていたではないか?
祝福が違う効果を引き出したのか?
それとも元からジルヴェスターは、この様に思っていたのか?
それとも直ぐに物事を簡単に考える呪いでもかかっているのか?
「ジルヴェスター、何処でも確かに義理の母と妻で多少の意見の行き違いはあるかもしれん。
だが、あれは多少ではないのではないか?
それとも何か?ジルヴェスターはフロレンツィアの意見や愚痴を聞いていなかったのか?
まぁ、その件は今回は良い。
それよりもシャルロッテが誘拐されそうになったのを助けたローゼマインの事を迷惑だと思っているのか?
「なぁ!そんな事はないぞ!
ローゼマインに助けて貰った事でシャルロッテは、無事だったのだ。感謝している」
だが、ユレーヴェに浸かることになりジルヴェスターはローゼマインを養女にした事を後悔しているのだろう?
其の方、本当に考えが浅い。感謝していると言ってみたり、迷惑だと言ってみたり。
ローゼマインは、其の方の玩具ではないのだぞ?」
「そんな事は、わざわざ言われなくても理解しているが?
ローゼマインが玩具だなどと、玩具は勝手に話したり、流行を作り出したりしないであろう?
ボニファティウス、大丈夫か?ローゼマインは、人だぞ?」
祝福が効いているのか、いないのかは分からないが、ジルヴェスターがとんでもなく、考えが浅く、比喩表現の嫌味も理解出来ない愚か者だと言う事は理解出来た。
「そうだ、そんな事は理解している。だが、ジルヴェスターの言動は、そう言われるほど愚かだと言ったのだ、儂は。
まぁ、この件はもう良い。
エーレンフェストのアウブであるジルヴェスターを不利な状況にし、他領にアウブであるジルヴェスターを非常識だと思わせる言動をしたのが、ハルトムートだ。
そして、そのハルトムートの行動を諌めきれず、領地に報告を怠った、息子のコルネリウスの失態により、カルステッドは責任を取り、アウブの筆頭護衛騎士を辞任したのだ。
コルネリウスよりも罪の重いハルトムートの処罰をコルネリウスの時よりも軽くする訳には行かぬ。
だから、ハルトムートの両親も領主一族の側近の辞任だ。
噂をばら撒いたとして、カルステッドより重く解任でも構わないがな。
ジルヴェスターが、他領や領内で侮られても自分の第一夫人の側近を守ると言うのか?
それを行った事で、アウブが領内や他領に侮られ、地位が下がると、アウブの第一夫人としてのフロレンツィアも地位が下がる事になるぞ?
領主会議で女性社交の時にフロレンツィアが、バカにされる事など分かるだろう?
それでも良いなら、戻せば良い。
そのうちに誰もエーレンフェストのアウブを尊重も敬いもしなくなるがな。
既に敬っていない行いをしたハルトムートを野放しに3年もしていたのだ。
気に入らぬなら、レーベリヒトはジルヴェスターとフロレンツィアの好きにしたらどうだ?」
「ぐぬぬ。そんなつもりではなかったのだ。
ちょっと甘えて口にするぐらい見逃してくれても良かろう?
領主会議に出れば姉上にネチネチ絡まれるのだ!姉上はいつの間にか第一夫人となって、私の事をそれは楽しそうにネチネチと。
あれだけでも私は領主会議に行きたくない。
これだからボニファティウスと話すと面倒なのだ。
わかった、わかった。
レーベリヒトとオティーリエの側近は辞任とする。
これで良いのであろう?」
祝福は効いているのか?
祝福の有無は分からないが、ジルヴェスターが更なる愚か者になっている気がするのだが・・・。
あぁ、そう言えばゲオルギーネが墓参りに来たのは、第一夫人になっていたからだった。
そんな事すら、儂たちは気づかなかったのか・・・。
皆、冷静ではないのだな。
「あぁ、この件でハルトムートには釘を刺した。だが、エーレンフェスト生全員にもローゼマインの事を口止めしなければ、今後エーレンフェストのアウブは、ずっと非常織の愚か者だと言われる事になるぞ。
始まりの宴で、子どもたちにもきちんと釘を刺すのを忘れないようにな」
「わかった、わかった。
そうだ、ボニファティウス。執務を少し手伝ってくれないか?
神殿から動けないフェルディナンドの代わりではないが。
フェルディナンドが手伝ってくれなくなり、私はずっと執務漬けなのだ。
だが、誰にも褒めて貰えない。
一日中ずっと執務ばかりだと嫌になるであろう?それに最近ずっとフェルディナンドに会っていないのだ。
少し神殿に行ってフェルディナンドの顔を見て来ようと思っているのだ!
その間だけでも構わぬ。ボニファティウスがここで執務をしてくれると助かるのだ」
「[b:ジルヴェスター!アウブなどやめてしまえ!儂がアウブに代わろうではないか?]
アウブが執務をするのは当たり前だろう?
儂はジルヴェスターの代わりに執務などせん!」
「ちょっと言ってみただけでないか!そこまで怒る事でもなかろう?
ボニファティウスと話していると小言ばかりで疲れる」
ジルヴェスターはそう言って、手を払い話は終わりだと告げてきた。
儂の方がよっぽど疲れるがな!
神殿
ーコルネリウスー
ローゼマインが秋の終わりにユレーヴェから上がり、ほっとしたのも束の間。他の織地から私の子どもも含めて5人の子どもたちが送られてきた。
オルフェーロは、確かに私によく似ていて、私との血の繋がりを感じるし、パトリツィオは、兄上とアンゲリカの子どもって感じもする。
他の3人は驚くべき事に、ローゼマインとフェルディナンド様の子どもなのだそうだ。
皆が親と似ている上に、自分たちの将来の姿も教えられた。
ローゼマインは、アーレンスバッハの礎を染めて新しい領地を建領しアウブになっていた。そこに至る過程も聞いたが、何が何だかって感じだった。
その話し合いの中で、自分の側近としての至らなさを思い知らされた。
いや、この言い方は卑怯だな。
私がずっと領主候補生の側近と言う立場と、ローゼマインの兄という立場を使い分けローゼマインに甘えていたのだと知った。
ローゼマインは神殿育ちなのだから、私が兄として、しっかり守ってやらなくてはならぬと思っていたのは本当だが、その方向性を間違えたのだ。
今なら分かる。あのユレーヴェに浸かることになった飛び出しも、あの場で私が飛び出す可能性のあるローゼマインをしっかりと見ておき、その上日頃から守られる側の動きを話しておくべきだったのだ。
ローゼマインは、我が家にいた時に興奮して一度倒れているのだ。
あの時だって、フェルディナンド様からの忠告を自分の判断で大袈裟だと受け取り、倒れさせた。
そして、あの事がきっかけとなり、洗礼式でヴィルフリート様に連れ出され、ローゼマインは怪我をする事になった。
あれだってきちんとフェルディナンド様の忠告を聞き、ローゼマインの行動に目を配っていれば、洗礼式を無事に済ませられたのだ。
自分の失態のツケを何度もローゼマインに怪我をさせる事で誤魔化してきたのだ、私は。
つい最近のユレーヴェだって、しっかりとハルトムートにもっと進言したり、領地や両親に話していれば、ローゼマインが毒にやられる事はなかったのかもしれない。
隠し部屋の事も騎獣に相乗りする事も、私が気に入らないとローゼマインに言う事ではなかったと言われ、呆然とした。
貴族の規範の中で、許される行為でないのに、何故この話を聞いているお祖父様も父上も母上も兄上たちも誰もそれが許されない行為だと思っていないのだ。
おかしいだろう?
だって未婚の男女が2人で隠し部屋に入るなどと!その上騎獣に相乗り?何を言っているのだ?これは、ローゼマインに厳しく規範を教えなくては!
本気でそう思っていたし、それが当たり前で、何故許されるのか?と、オルフェーロの糾弾にもめげずに聞いていたのだが・・・。
私の意識は、神殿にいたローゼマインとフェルディナンド様を蔑んでいたらしい。
その上、お祖父様にこんこんと説明され、私は目の前の事だけに囚われ、その先を見る目がない事を理解した。
同じ話を同じ様に聞いても、全体の把握が出来ていないのだ。
実際、私以外にはオルフェーロの話で、違う目線で大事な事に家族は皆気付いていた。
いくらまだ見習いで貴族院5年生だとしても、入学したばかりの学生ではないのだ。
規範に縛られ、その事でローゼマインの行動を縛り、命の危機にまで何度も晒している。
ローゼマイン式魔力圧縮を教えてもらい、丁度魔力が増える年頃でもあり、私は兄たちより魔力が多いと自惚れ、妹の護衛騎士となり導く存在でいなければならないと傲慢にも思っていたのだろう。
実際に、今までを振り返ればそうだった。
だが、6歳の息子は、既に私より魔力が多く、その上大神全属性。
神殿の秘密も教えて貰った。
神具に魔力を流し続けて、魔法陣を得ればまさかの加護が増えるなど!
神殿は蔑んで良い所ではなかった。
その上、息子とエックハルト兄上の子のパトリツィオは、連携を取りながら私を翻弄する。これでは、一体どちらの鍛錬なのか・・・。
子どもたちが来てから自信が全く持てなくなった。
アンゲリカ
ーエックハルトー
「エックハルト、執務が終わったら、ランプレヒトとコルネリウス、それにダームエルでアンゲリカが今年絶対に卒業出来るように皆で勉強をみてくれないか?
シュティンルークも心配していたのだ。
アンゲリカはほっておくと今年卒業出来なくなってしまう。
それに早く婚約しといた方が良いぞ」
フェルディナンド様に爆弾発言をされ、急遽アンゲリカとの婚約が現実味を帯びてきた。
コルネリウスに聞いたところ、アンゲリカの勉強は大変な状況であり、ローゼマインがユレーヴェの間は、お祖父様とダームエル、それにコルネリウスで見ていたとのこと。
だが、5年生まで本当にギリギリで進級してきたとのこと。
今は、お祖父様とコルネリウスが神殿に詰めているので、ダームエルが1人で頑張っているとのこと。
頑張っているが、アンゲリカは覚えるのに時間がかかるのに、抜けるのはシュタイフェリーゼより早いらしい?
アンゲリカの勉強の状況を聞いていたら、お祖父様が遠い目をしていたのだ!
あのお祖父様があんな顔をするなんて!
食事の時にアンゲリカの事を聞いていたら、
「フェルディナンド様、ダームエルとアンゲリカを神殿に呼ぶ事は出来ませんか?
私の手足がユレーヴェで動かないだろうからと注意事項を説明するとでも建前にして。
ダームエルとアンゲリカなら、例え子どもたちの話をしても大丈夫だと思うのです。
それにダームエルが1人でアンゲリカの勉強を見ているのでは、卒業が難しいかな?と。
アンゲリカには沢山良い所があるのですが、記憶力だけはどうしても・・・。
このままでは、私の側近が居なくなってしまいます」
「子どもたちがここにいるしな。出来れば話を広げたくないのだ。
アンゲリカの勉強は、鍛錬を褒美にしたらどうにかならないか?」
「フェルディナンド、アンゲリカの勉強は早めに手を打った方が良い。5年生で合格させるのに本当に大変だったのだ。
儂は、今なら5年生の騎士コース満点合格する自信があるぞ。それくらいこちらが覚えてもアンゲリカは覚えないのだ。
今ならカルステッドとの鍛錬を使っても良い。
それにパトリツィオは、自分の母親になるのだし、エックハルトと婚約もさせなくてはならない。
ダームエルなら、多少執務も出来るのであろう?」
お祖父様にここまで言われ、私はアンゲリカの卒業が、思っている以上に大変な事になる事がわかった。
フェルディナンド様も考え込んでいたが、フェルローズを止められると聞いているしな・・・と了承してくれ、お祖父様と母上がアンゲリカの家に未成年で神殿に来る建前をアンゲリカの両親に納得させた。
パトリツィオも心なしか嬉しそうだ。
明日から泊まり込みで2人は神殿に来ることになった。
リンクベルク家は、最初の話し合いの日からずっと回復薬を片手に神具に魔力奉納している。
パトリツィオやオルフェーロとの鍛錬もしているが、2人の息の合った連携にコルネリウスなどタジタジだ。
ローゼマイン式魔力圧縮をしているが、魔力が体内で上手く畳めていないのだろうか?
コルネリウスやパトリツィオに魔力で負ける訳にはいかぬ。
最近ではあまり家族で過ごさなくなっていたのが嘘のように、家族、兄妹との触れ合いが増えている。
中でもランプレヒトと競うように魔力圧縮をしていると、幼い頃良く私の真似をしてランプレヒトは私に挑んでいたなぁと思い出した。
ヴィルフリートの側近になってからだったな、いつも一歩引いたような態度を取るようになったのは。
今はローゼマインの体力作りと手足の運動を見ているが、そこにフェルローズ様も加わっている。
この前は3歳児らしく魔法の杖でランプレヒトに悪戯をしようとしたフェルローズ様を寸でで躱し、コンコンと小言を述べていた。
私はその間、その2人を横目にローゼマインのリハビリに付き添い、ローゼマインと2人で、その様子を見て笑ってしまった。
家族でこの危機を乗り越えるのだなと最近は強く思う。
側近
ーダームエルー
アンゲリカの最終学年がもうすぐ始まる頃に神殿にいるフェルディナンド様から、2人で神殿に来るようにと連絡が来た。
コルネリウスに、アンゲリカの勉強を見てくれるようだと言われ、ホッとした。
私1人でアンゲリカの勉強を見るのは無理です!私が鍛錬の相手ではご褒美にならず、アンゲリカの小さなやる気スィッチなるものが何処にも見当たらないのです!
勉強の説明を何10回しても、アンゲリカの脳に止まってくれない。ローゼマイン様がユレーヴェから目覚めた時に少ない側近が、更に減ってしまうのは困るのです。
アンゲリカは、ローゼマイン様と同性の護衛騎士。護衛としては強いのです!
翌日、アンゲリカと2人、泊まり込みの用意をして、久しぶりの神殿にやってきたのです。
そこには、ヴィルフリート様の側近を辞任したランプレヒトもいました。
「詳しい事は夜説明する。ダームエルは、直ぐ様執務の手伝い、アンゲリカはエックハルト、ランプレヒト、コルネリウスで状況把握。抜けられるならば、エックハルトは執務も頼む」
フェルディナンド様に挨拶をしたら、一方的にそう告げられ、フェルディナンド様は隠し部屋へ。
アンゲリカは、孤児院長室で勉強会。
私は、神殿の執務を行うことになったのです。
顔見知りの青色神官と灰色神官に最近の執務状況を聞き、私が手を出せる書類を手元に寄せ、机に座り横を見ると!
フェルディナンド様の側近のラザファムがいた。
なんとラザファムまで執務をしている。
これは本気でやばい状況なのでは?
ローゼマイン様がユレーヴェで、ローゼマイン様の分の執務に業務に魔力供給と魔力奉納が全部フェルディナンド様に皺寄せが行ったのか?
暫くすると、書類を抱えたエルヴィーラ様が入室し、また新たな書類を抱えて出て行った。
そこにアンゲリカの状況把握をしたはずのエックハルトも戻ってきて、執務をしている。
一体何が起こっているのだ?
ローゼマイン様のリハビリ計画と方法確認とアンゲリカの勉強は何処に行ってしまったのだ?
途中、昼食を挟んだり、おやつ時間を挟みながら、定刻まで執務をした事で、大分溜まっていた執務が片付いた。
これなら明日には、そこまで大変ではないのではないか?
夕食を食べた後、神殿長室にと言われ、ここからはローゼマイン様のリハビリの話か?と思っていたのだが、・・・。
「ダームエル、アンゲリカ、久しぶりです」
なんと!そこにはローゼマイン様がいらっしゃった!
アンゲリカと2人、ローゼマイン様の前に跪き、自分たちの当時の失態を謝罪した。
私たちがしっかりしていたら、2年間もローゼマイン様がユレーヴェ治療する事もなかったのだ。
「ダームエル、アンゲリカ。あれは私が悪いのです。勝手に飛び出してしまって。
2人には辛い2年間となったでしょう?
ごめんなさい」
「そんな、私もアンゲリカもコルネリウスもローゼマイン様の目覚めを今か今かと待っていました。
本当に嬉しいです。
手足が上手く動かせないのですね?
また、私たちがお側につく事をお許し頂けますか?」
「もちろんです。私の方こそ、また私に仕えてくれるか?と思っていたのです。
その上、色々と事情もあり、今はランプレヒトも私の側近としてついてくれます。
どうぞ宜しくね?
「「はい」」
それでね、ここにリンクベルク家の皆もいるの、一緒に話を聞いてくれるかしら?」
フランとギルが、それこそローゼマイン様の隠し部屋に大量の椅子の用意をし、リンクベルク家が集まり、そして、そこからの怒涛のアレキサンドリアまでの話と今後の計画に目を回したのは、言うまでもない。
























あれ?そういえば…ダームエル、ラザファムがフェル様の側近だってこの時点で知ってましたか?ラザファム…フェル様の屋敷の管理人?として、余り外に出てなかったハズでしたよね?