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幼女審神者(人生二週目)は配属先が決まる

蓬八木 甲宮蓬八木 甲宮

あけましておめでとうございます(遅すぎ) リアルが忙しいので次の更新はかなり遅くなると思います。 一応続きは考えてあるので気長にお待ちください。 寒い日がまだ続きますがみなさん体調にお気をつけ下さい。 それと成人を迎える方々、ご成人おめでとうございます。 一足先に成人を迎えた身としては「成人の日」関連の話題が出るたびに自分が年取ってきてるんだなぁ〜と思っています。

!warning!

・すべてが妄想

・すべてが捏造

・誤字脱字の駄文

・マナーを守ってください。よろしくおねがいします

前回までのあらすじ

幼女、日向正宗の手引きで本丸脱出
浮舟がロリコンであることを再認識
三郎国宗と再会

・・・・・

譲羽さんとその近侍であった大般若長光と一緒に、万屋(飲み屋街に近い)を歩き浮舟さんとの合流地点まで連れて行ってもらい、無事に三郎と合流したその翌日。

政府施設へ帰還し簡易的な検査を受けたのに「もう夜だから」という理由で病院に宿泊。
昼まで寝こけた私です。

起きたら武具を外した三郎の腕の中だったので心停止するかと思った。ツラがいい。
様子を見に来た看護師さんがいなかったら完全に事後の空気だった。体が幼女だけど。
いつぞやのブラック本丸を脱出した時と同じように、再び入院となった。
とはいっても簡易的な検査ばっかりで、入院自体は二泊程度のものだ。

浮舟さんにはめちゃくちゃ謝られた。
何度も浮舟さんのせいではないと言っても、自身の管轄で審神者が何かしらのトラブルに巻き込まれた時は自分のせいである、という姿勢だった。さもありなん。悲しきかな管理職。

それよりも気がかりだったのは、私を手助けしてくれた日向正宗のことだ。
日向正宗の最後の姿はへし切長谷部との戦闘。
日向正宗は一度も出陣されず、連結もされていないから長谷部に折られたのではとずっと心配だった。

浮舟さんによると、私が保護されて、施設でグースカと呑気に寝ている間に、持っていた端末を解析。本丸の座標が特定されたことで突撃したとのこと。
つまりあのおっさんは逮捕、ということだ。
日向正宗は折られてはいなかったが、かなり危うい状態だったそうだ。
とはいっても、手入れでちゃんと治っているらしい。
三郎のように穢れが入り込んでいるわけではないので、時間もあまりかからなかったとのこと。
今は日向正宗自身の身の振り方や、おっさん本丸に所属していた刀剣男士の身の振り方でバタバタしているので、面会は(少しの間だけ)お断り状態とのことだ。

ついでに、おっさんの所業について日向正宗が不穏なことを言っていたのでそれについても聞こうとしたが、言葉を濁らされてしまった。
まあ呟きを振り返れば、幼女に聞かせるような話ではない、胸糞が悪い事案なのだろうなと予測はついている。

さらにいうと、三郎は私が寝こけている時に浮舟さんに無理を言ってそのおっさんと対面したらしい。
案の定三郎がキレて面会室がとても地獄(優しい表現)だった、とだけ言っておく。薬研がいなかったら失禁していたとのこと。
まあ鎌倉時代の刀だし、血の気が多いのかも。鎌倉蛮族思想だなんだとか言われちゃってる時代だし。
ましてや主を攫った張本人を目の前にして秒速で斬り殺さなかっただけ、三郎はまだ理性があるのではないだろうか。
歌仙とか長谷部とか巴形とかだったら生首乱舞が確定しているが。

・・・・・

そんなこんなで事情聴取や身体検査に体の手当てで、二泊を病院で過ごし、やっと本当の意味で退院ができるとなった前日の夜。
病室にノックが響いた。

尋ねてきた相手は浮舟さんだった。
本当に毎度毎度お疲れ様です。目の下のクマが痛々しい。

その後ろには薬研藤四郎、その隣に日向正宗がいた。
手錠よろしく札が貼られていて、本体の方にも札が貼られていた。
浮舟さんは「日向正宗様が話をしたいそうです」と言ったあと退室していった。

病室には私と三郎、その向かいに日向正宗に3人だけとなった。

三郎はすぐに私を守れるように斜め前に立っている。しかし相対する日向正宗の顔は暗い。
主を裏切る行為をした挙句にその主が逮捕されたのだ。本丸の告発を願ってはいたが、やはり主を失うのは堪えるらしい。

あまりにも空気が重い。

「とりあえず、すわる?」
「そうだね。そうしよう」

とりあえず椅子に座ることにした。

三郎の手によって入れられた緑茶を啜りながら、日向正宗は一息ついた。
顔色が完全に戻っているわけではないが赤みが戻っている。

「まず初めに。僕の主が申し訳ないことをした」

湯呑みを置いた日向正宗は間髪入れずにいった。頭も下げている。
確かにおっさんが悪いが当のおっさんはすでに逮捕済み。
かくいう私もすぐに逃げ出したので直接的な被害といえば頭を叩かれたぐらいだ。
…身体的被害を受けているから、恨んでも当然では??

「ひゅーがくんがあやまることじゃないよ」
「……そう言ってくれて嬉しいが、そういうわけにもいかないんだ」

日向正宗はそれでも、自分が許せないらしい。

「僕は主の近侍でありながら、道を踏み外した時にその道を正すことができなかった。「次はうまくいく」といって直せるほどの道じゃない。ましてや僕も何人もの審神者が連れてこられても手を差し伸べることができなかった」

堰を切ったように吐き出される心情は、日向正宗自身の後悔がありありと出ていた。
大きな瞳からは涙が溢れ出てテーブルを濡らした。
途中で三郎によって耳を塞がれたので最後まで聞くことは叶わなかったが、少し聞いただけでも日向正宗の苦しさがよくわかった。

しばらく胸の内を吐き出した日向正宗はしゃくりあげている。
その姿は刀剣男士でもなく、見た目相応の男の子ように見えた。

私は耳を塞ぐ三郎の手をどけて日向正宗に近寄る。
ポシェットからハンカチを取り出して日向正宗に近づければ「ありがとう」といって受け取った。

日向正宗の嗚咽が止まるまで待つことしばらく。

「して、御辺はそんな話をするためにきたわけではないのでしょ?」

……確かにそうだけどさぁ!
空気読もうよ。いい感じの空気だったじゃん。
日向正宗、また傷ついちゃうよ。

三郎の雰囲気ぶち壊し発言からさらにしばらく。
三郎に「ひゅーがくんにそんなこといったらメッ!」とちょっと怒っておいた。
その様子を見た日向正宗が笑ってくれたのはうれしかった。三郎、お前マジで反省して。傷口に塩を塗るのはやめときな。

少し空気が和んだところで、

「僕は、君の刀になりたいんだ」

爆弾発言をかました。
啞然としていると、日向正宗は続けた。

「始めは皆と同じように刀解してもらおうと考えていたんだ」
「ほかの審神者を見殺しにした僕が、図々しくまた誰かの刀になれるなんて思えなかったから」
「でも、刀解を考えるたびに、君のことが頭によぎった」
「それを政府の男士に伝えたら、『じゃあ刀になりたいと言えばいい』って」
「君が断っても構わない」
「これは、僕のわがままなんだ」

日向正宗的にはこの言葉はどっちも本心なのかもしれない。
審神者を見殺しにし、刀としての資格がない。
同時に刀としての役目も果たされずにしまい込まれていたがゆえに、戦場に立ちたいという刀の本能。

私としては日向正宗が仲間になってくれるのならうれしいものだ。
仲間はいくらでもいていい。
でも三郎国宗にとってはいい気分ではないだろう。
なにせ主を誘拐した審神者の刀だ。「元」がつくとはいえ、主のそばにいるのは気分がよくないはず。

それにあのおっさんの所業を知りながらも止めることができなかった時点でかなり罪深い。
政府から何らかの処罰が下る可能性も捨てきれない。

あくまでも可能性だが、日向正宗の主になると、「日向正宗の持ち主」として日向正宗の処罰を審神者である自分が受ける可能性もある。
そうなると三郎も巻き込むことになる。
日向正宗には自分を逃がしてくれた恩もある。
自分の身は大切にしたいけど…。
悩んでいると、浮舟さんが「すみません…ちょっともう時間が…」と入ってきたことによって、日向正宗は回収され、お開きとなった。

・・・・・

悩んでもどうしようもないので、三郎を連れて病院内を散歩する。
途中で歩くのに疲れてしまって三郎に抱っこされている。
すれ違う人からの目線が痛い。

ロビーの売店でお菓子を買って三郎と一緒にお菓子を食べる。
ね○ねるねるね楽しい。マジで楽しい。
スプーンにすくったね○ねるを口に運ぶ。
飲み込んだはいいけど、日向正宗のことが頭から離れなかった。

「主は気が進まない様子で」
「うん」

三郎はペットボトルの緑茶を飲む。

「主は私が刀であることはご存知で?」
「しってる」
「刀はモノです」
「うん」

三郎はわかりやすく説明しようとしてくれているようだ。

「物は持ち主に従うものです。それが定めです」
「…」
「私の持ち主は御辺です。御辺が「そうする」と決めたのなら、私はそれに従いましょ」

なんて答えればいいかわからずうつむく。

「それに! かような幼子が心から笑えることこそ天下泰平でありましょう!」

明るい声を出して三郎はそう言い切った。
要するに「好きにしていい」ということだろう。
三郎なりの励ましというか、悩んでいる私へのアドバイスかもしれない。

・・・・・

入院生活が(本当の意味で)終わり、退院目前となった日。
私は三郎を連れて浮舟さんとともに政府の施設へ赴いた。
三郎が保管されていた施設だ。

あの日向正宗は確かにダメなことをした。

審神者の道を踏み外した時。
審神者が連れてこられた時。
他の男士の暴力をふるいだした時。
自分だけが「傷を負っていない」と気づいた時。

気付くタイミングは山ほどあったはずだ。でも日向正宗はそれをすべて無視して審神者とともに堕ちた。
それでも日向正宗は最後の理性で私を逃がしたのだ。
日向正宗の自己満で終わらせるには何ともあっけない善行だ。

日向正宗が「可哀想だから」みたいな理由で引き取るのか、と言われると否定はできない。
良くも悪くも私は凡人だ。

言語化するにはこの気持ちは難しいが、少なくとも日向正宗はここで刀解されていいとは思えなかった。

しばらく歩くこと。
日向正宗が保管されている部屋についた。

「日向正宗様は顕現を解いています。霊力を流すと契約されます」

浮舟さんの言葉とともに扉があけられる。
短刀が置かれていた。刃は耀き、鋭いことがひと目でわかる。

手をかざして霊力を流す。
桜吹雪が舞った。

「流れ流れてやってきた。僕が日向正宗さ。…これからよろしく。主」

「うん!」

日向正宗 が 仲間に なった!

日向正宗としばらくキャッキャウフフとしていると、浮舟さんが電話口でペコペコし始めた。
電話を終えた浮舟さんはハンカチで汗を拭きながらこちらに向き直った。

「退院後のことなのですが…」

「本丸配属になりました」

ファッ!?!?

若紫
無事生還。三郎と合流した。
日向正宗が仲間になった!
退院後は一定の年齢になるまで別のところで普通に過ごす予定だったが、本丸配属になった。

仲間が増えた!

三郎国宗
主と合流した。空気をぶち壊す発言をして若紫から「めっ!」された。
一応日向正宗が病室に来た時点で、何を言うかなんとなく予想はついていた。

主が無事でよかった。

日向正宗
良くも悪くも傍観者だった。刀解をされて本霊に還るにはあっけない、誰かの刀になるのにはあまりにも罪が重かった。
若紫のことが気になって仕方がなっかた。ダメもとで頭を下げたら仲間にしてくれた。

次からやり直せばいい。

浮舟さん
次から次へと問題が発生し胃痛がMAX。若紫が癒し。
え…? トラブルが頻発したので本丸配属?????

胃がかわいそう。

— End —

Comments 22

すてら2 个月前
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ちー4 个月前
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ヨモギ4 个月前
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蘇芳@筑前国4 个月前
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都羽紗4 个月前
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秋はるか4 个月前
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うた4 个月前
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メルラン4 个月前

一気見しました、凄く面白かったです!これからの展開が気になって夜しか眠れない!

すばっこ4 个月前
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朔夜4 个月前
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カイヤ5 个月前
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C
Ciel5 个月前
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Sakuria
Where every work blooms
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