きみを葬るということ
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三十八番目の妹が亡くなったとの報せを聞いたのは、鋼鉄城に植生するという肉食のツタ植物、ヒルダ・ゲルベモントの調査に赴いたその夜のことだった。私が助手の渡会くんに一言言伝すると、すぐさまコートを羽織って最終の馬車に駆け込んだ。 「ユーフラチスまで頼みます、十二番街路から三つ目の葬儀場です」 馬車の主はこくりとうなずくと、静かに荷台のほうを親指で示した。 荷台にはすでに複数人の男女が座っていた。どうやら、それぞれの目的地を巡回していく方法でこの馬車は進むらしい。私が乗り込むと馬車の扉はギィと閉まり、ややあってゆったりとした速度で走り出した。私は開いているところに静かに腰を落ち着けた。 しかし――ユーフラチス。 ユーフラチスとは、別名を葬儀街と呼んだ。合衆国のほぼすべての葬儀を、その州は請け負っているのだ。だから必然…