「自分でハッピーエンドにする! そんで、ハッピーエンドまで彩葉も連れてく! 一緒に!」
「ハッピーエンドいらない」
その明るい顔を見せないで欲しい。昔のことを思い出してしまうから。
ハッピーエンドなんて言わないで欲しい。それに縋ってしまいそうになるから。
そのムカつくぐらいに明るい表情も、子供みたいなところも……
全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部全部
グチャグチャにして壊したくなる
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「ただいま〜……ちゃんといるね」
ボロアパートの一室。扇風機の回る部屋の玄関を開け、その先に見える光景に少し満足する。
勝手に身動きが取れないようにガ紐で縛られた手足。
通報されたら困るから声が出せないようにガムテープで塞いだ口。
その光景にゾクゾクしてしいる自分がいる。
かぐやがハッピーエンドと言い出した次の日。家から出るなと言っていたのに私のことをつけてきて芦花達に存在がバレ、それを誤魔化すのに一苦労した後に私の必死に稼いで貯めてきたお金を使われた。
その行動全てが私にストレスで、勝手な行動を取られることに対してムカついた。
だから私はかぐやのことを監禁することにした。
荷物を玄関に置き軋む床を一歩一歩と踏みしめかぐやの方に近付いく。
そんな私の姿をかぐやは怯えたような目で見ていた。
「そんなに怯えなくても何もしないよ?いい子だったら」
そう言いながらかぐやの頬に触れる。
子供みたいな温かさがあったその頬は微かに濡れていた。
「なに〜、泣いてたの?」
「……っいろは! ごめんなさい! ゆるして!」
「許すもなにもかぐやは悪いことしたと思ってなかったんでしょ?」
「そんなことないから……!」
「そんなに大声出したら隣の人に聞こえちゃうでしょ?」
そう言ってかぐやの口に手を突っ込む。
少し噛もうとして来たが吐かない程度の位置まで入れてそれを防ぐ。
「〜! 〜〜!!」
「だからそんなに大声出そうとしないの。まだ足りないみたいね」
「ぷはっ……!」
まだどこか自分の意思があるその目を見てイライラする。
ガラスみたいに透明で純粋な目を向けられるのが嫌でもう一度かぐやの口をガムテープで塞ぎ戸棚にぶち込む。
どこまで行ったらその目は曇るのだろうか?
どこまで壊したらその目を向けなくなるのだろうか?
[b:ねぇ、かぐや。私の為に早めに壊れてよ。]
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あれから数日かぐやに水とご飯はガムテープを外し与え、トイレとお風呂は私が世話する毎日続けた。
最初の数日はまだどこか希望を持っていたかぐやの目。
それもここ数日で意思が弱い曇ったような目に濁っていた。
そんな中で一つの考えが私の頭に浮かぶ、
[b:このかぐやを今捨てたらどんな反応をするんだろうか?]
安堵するか? 喜ぶのか? それとも……
ここ数日でかぐやに対して抱き始めた感情がある。
支配欲だ。
自分はマトモな人間だ。
やれば出来る子だ。
ずっとそう思っていた。
だから私にこんな感情が芽生えるなんて思ってもみなかった。
「試してみよっかな……」
そう呟きながらかぐやを押し込んだ戸棚を開ける。
朝の日差しが眩しいからかかぐやが薄く目を開けて私を見る。
そんなかぐやを戸棚から出して手足を縛ってた縄を外して口のガムテープも外してあげる。
「いろ……は……?」
「はい、これでかぐやは自由だよ。外に出て行っていいから。それじゃぁ私学校行ってくるから」
そう言って何か言いたそうなかぐやを無視して私は学校に向かった。
帰ってきたらかぐやはいるのかどうか楽しみで楽しみで仕方がない。
逃げたとしたらそれまで。どうせ元々関わりのない宇宙人なのだから……。
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「ただいま〜……ってまだ居たの?」
「彩葉! ごめんなさい! 捨てないで! かぐやの傍にずっといて!」
玄関を開けて早々にかぐやが私に飛びついてくる。
「捨てるって何が? あんなに自由になりたそうにしてたんだからしてあげたんだよ?」
「ごめんなさい! かぐやが全部悪かったから! なんでもするから!」
その縋ってくる様子にゾクゾクしてしまう。
「ならさ、お座り」
「……え……?」
「だから、お座り」
低めの声でそう言うとかぐやが体操座りしようとする。
「違うでしょ?」
「え……?」
「何でもするんでしょ? ならかぐやは今から私の犬なの。犬がそういう風に座るの?」
そう言うとかぐやが私の指示した通りに座り直す。
その様子に支配欲が満たされていく。
そして愛おしさも感じる。
「いいこだね」
私がそう言ってかぐやの頭を撫でると嬉しそうな表情をする。
「ワンっ!」
扇風機のモーター音が鳴る部屋にかぐやの鳴く声が響いた。


















うおおぞくぞくした、なんて酷い、かぐやちゃんが一体何したって言うんだ……してたわ、勝手なことばっか、 今は冗談でも言わなきゃやってらんない気持ちだけど結構好きかもですこれ……、