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いろPぐるみ争奪戦

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超かぐや姫!に脳を焼かれて生まれたSS。 仕事が忙しくなってきて全然SSが書けない。一日1個か2個くらいしか書けない。 ……なんでそんなに書けてるんだ? 感想やリクはこちらでも↓ マシュマロ:https://marshmallow-qa.com/ef416y5ntjz1w7q お題箱:https://odaibako.net/u/oyakata1680

前提

 超かぐや姫!の本編後の二次創作。かぐやとヤチヨの二人にボディがあるIF設定です。一応続きですが、この話だけでも楽しめます。

 ◆

 ライバー活動の一環で、私はとあるイベントに出ることになった。
イベントの記念グッズとしてデフォルメぬいぐるみが制作されることになり、少し迷ったけどOKを出した。
そのぬいぐるみの試供品が、今日自宅に届いた。
届いたぬいぐるみを箱から出して、何気なくリビングのソファに置いて、お手洗いへ行って、戻ってきたら……
かぐやとヤチヨがぬいぐるみを挟んで仁王立ちしていた。

「ヤチヨが先でいいでしょ! かぐやはいつも彩葉にべったりなんだから、ぬいぐるみくらい譲ってよ!」
「ダメ! ふかふかの彩葉はかぐやが最初に抱く!」

かぐやとヤチヨが同時に私のぬいぐるみを掴み、火花を散らした。

「ちょっと。それ、そもそも私の。そんなにしたら伸びちゃうでしょ」
「彩葉ぁ~ヤチヨがふかふかを独り占めしようとする〜!」
「かぐやだって同じこと言ってるでしょ!」

ぬいぐるみは更に引っ張られ、徐々にその身を伸ばしていく。
あぁ、がんばれ私の分身……耐えろ……!

「わかった、わかったから! 発売されたらもう一個買うから、それまでは喧嘩しないの!」
「「じゃあ、それまではどっちの物!?」」

二人の声がハモった。なんでここは一致するんだ。
収拾がつかなくなったため、私は「一日交代で持つこと」というルールを設け、その場を収めた。
じゃんけんの結果、初日はかぐやがぬいぐるみを持つことになる。

 ◆

 翌朝。
私はかぐやとヤチヨの声で目が覚める。

「……ぬいぐるみ、かぐやのよだれでびちゃびちゃじゃん!」
「えへへ……夢の中で彩葉のほっぺた食べてたら、つい……」
「ついじゃないよ~! これまだ一つしか無いんだから大事にしてって話したでしょ~!」

またくだらないことで……と思ってぬいぐるみを見ると、本当にべちゃべちゃだった。
え、なに。ぬいぐるみ無かったら今ごろ私の顔はああなっていたってこと?

「……洗うから、喧嘩しないの」

起き上がって、私の身代わりになってくれたぬいぐるみを取り上げて洗面所へ向かう。
綺麗にしてやるからな、という願いを込めて洗濯機にかけた。
結果、天気が良かったので早くに干したぬいぐるみは、夜までに乾いた。

「はい、今日はヤチヨの番。」
「ありがと、彩葉。んー、彩葉の匂いがする〜」
「そんな機能は無い。洗ったばっかだぞ」
「えへへ~」

ぬいぐるみに頬ずりして喜ぶヤチヨ。
う、可愛い。
……でも、どうせ夜になれば二人とも私の布団に潜り込んでくるのに、なんでわざわざぬいぐるみを抱くのだろう。
そう思っていたが、なぜかその日の夜、ヤチヨは私の部屋にやってこなかった。

 ◆

 さらに翌朝。
目覚めると、いつもと違って横には誰もいなかった。不思議に思ってかぐやの部屋を覗いてみたら、二人は喧嘩をしていた。
今度はかぐやが、耳まで真っ赤にしながらヤチヨに猛抗議をしていた。

「ばかばか! ヤチヨのばか! びちょびちょになってるじゃん!」
「う、うぅ……ごめん……こんな風にするつもりは……」
「朝起きてログ見てびっくりしたよ! せめてこういうことするなら同期を切って……もぉ~~……!」
「あぅぅ~……ごめぇん……」

ヤチヨは両手で顔を覆い、茹で蛸のように真っ赤になってその場にしゃがみ込んだ。
かぐやは涙目でヤチヨをポカポカと叩いている。

「え、なに? またよだれ……? それとも、汗でも掻いた?」

私が不思議に思って声をかけると、二人はビクッと肩を跳ねさせ、物凄い勢いで首を横に振った。

「な、なんでもない! もう一回洗濯してくるね〜!」
「そ、そうだよ! 彩葉は気にしないでぇ〜!」

二人はぬいぐるみを奪い取るように抱きかかえ、脱衣所へと逃げるように走り去っていった。
すれ違いざまに凄い甘い匂いがした。

 ◆

 それから数週間後。
ようやくグッズの発売日を迎え、私は約束通りもう一個ぬいぐるみを買おうとオンラインショップを開いた。
しかし、ぬいぐるみは発売10分も持たず完売していた。

「……ごめん。まさか自分のぬいぐるみがこんなに人気だとは思わず……」

リビングにいた二人に、私は肩を落として謝罪した。
あんなに奪い合っていたから、ガッカリするだろうと思ったのだが……

「あー、うん。いいよいいよ、気にしないでー」
「そうそう。もう大丈夫だからー」
「え、あんなに喧嘩してたのに?」

私が不思議そうに尋ねると、二人は顔を見合わせ、示し合わせたように私に飛びついてきた。

「「だって、ぬいぐるみより、本物の彩葉の方がいいし〜!」」

私の両腕に、かぐやとヤチヨがぎゅっとしがみつく。
あ、これ、もしかしてこれやりたいがために今まで茶番してきたのか?

「あー……はいはい、しょうがないなぁ」

その後、ぬいぐるみはリビングの棚の上に飾られ、私たちを見守り続ける存在になった。
かぐやとヤチヨはそれを見る時に少し微妙な顔をするけれど……なんでだろう。

— End —

Comments 18

17 天前

ヤッチョ…いろPぬいのこと彩葉だと思って発情したね…?(excited)(excited)

T
tec19 天前

ヤチヨはしっとりしてんなぁ

かぐいろヤチしか勝たん20 天前
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かぐいろヤチしか勝たん20 天前

ヤチヨがするかしないかで言ったらするやろうしなぁ

25 天前
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我尊死大好き1 个月前

ヤッチョさんよぉ…これは有罪ですわ

兎紀目1 个月前

ヤチヨさん、ぬい相手になかよしするのは協定違反でしょう。

かちょん1 个月前

好きぃぃ! ヤチヨ…やったな!?

Sakuria
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