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第13話 祠と使徒

たかてんたかてん

この物語では原作のネタバレが含まれております。先に原作を読んで いただけるとより物語を楽しむ事ができます。それでも大丈夫な方はどうぞ、お読みください

地下5階ダンジョン レッドドラゴンの跡地

五条悟と夏油スグルの2人が大魔族リヴァーレと対峙している頃…

ライオス一行はダンジョンの中で消えたフェルンを探していた…

マルシルとチルチャックはフェルンの名を呼ぶが返事はなかった。

マルシルはフェルンの残した魔法の痕跡を追ってここまで来た。ファリンはレッドドラゴンの跡地をじっとみつめる。

「ファリンどうした?」
「兄さん…ここにいたレッドドラゴンがいない」
「あぁ?ダンジョンクリーナーだよ」

ダンジョンクリーナー迷宮内のゴミを掃除、壊れた建物を補修する生物である。

ファリンはレッドドラゴンの跡地のところに手を触れると壁と床が布団のように柔らかい。

チルチャックは床に小さな生物を見て嫌な顔をする。センシがチルチャックに声をかけた。

少し離れた場所に壊れた祠があった。センシは小さな箱を手に取る。

「なんだこれは貯金箱か?」

ライオスはセンシから貯金箱を受け取ると仲間の事を思い出した。

「シュローの国で賽銭箱(サイセンバコ)によく似ているな」
「お金を入れる箱か?ライオス」

ライオスはコインを箱にいれた。元の位置に戻した。

「あぁ!金銭を入れてお願い事をするんだ。俺も1つ入れてお願いするか、どうか新しい魔物に会えますように!」
「魔物はこりごりよ」

マルシルはそうつぶやくとライオスは賽銭箱に手を叩いて祈りのポーズをする。

カタ!カタ!足音が遠くから聞こえた一人のようだチルチャックはライオスに声をかける。

「一人!誰かくるぞ!」
「魔力の気配…ライオス兄さん!」
「おぉ!どうやらお願いがきいたようだ!!」

マルシルは呆れた顔をするとダンジョンの中で魔物の気配はしなかった。

建物から一人の魔術師が現れた。動きが独特な足取りでライオス一行に近づいた。

「オホホホホ〜!!」
「なんだ?」

センシは斧を構えていた魔術師は高笑いして黒のローブを脱いだ。

顔がみえた魔術師の男であった。

「祠の様子を見にくれば、やっぱり!修理しようとしてたみたいね!」
「俺はライオス、あなたは?」

魔術師の男は魔法を発動させ影の魔物を飛ばす。

ファリンはライオスの前に出ると魔力の壁を発動させて影の魔物の攻撃を防いだ。

「オホホホホ〜!!わたくしはブルガ・ゴリアーダ!最後にこの名を聞いたものは私の手から生きて還さない!その祠を壊して世界を平和にするのが役目!」
「世界の平和…ライオス兄さんのいない平和は考えられない!」

ファリンは殺意の視線を向けるとブルガは「かは!?」震えあがっていた。

ファリンの気迫は巨大な魔物のようにも感じ取れた。

(マキマと同じこと言っていたな世界の平和とはなんだ?けどいまチャンスだ)

ライオスは震えていたブルガに声をかける。

「ブルガさん。世界の平和とは一体なんだ。この祠と関係あるのですか?」
「そうよ!祠は強力な力を宿している。私達が平和で暮らせるのは、その祠が消えたおかげで暮らせているのよ!」
「では祠が復活すると、どうなるのですか?」
「もちろん…復活すれば!わたし達はおしまい!!そしてあれが…」

ドゴオオオオオ!!!

爆発音が響き渡る。緑光がダンジョンの壁を破った。

15メートルある。緑色のゴーレムが現れるとライオス達の方に視線を向ける。

「おい、あれってセンシのゴーレムじゃないのか?」

チルチャックはセンシにそう言うとセンシも驚いている。

「見たことないゴーレムだ。鉄で出来ておるぞ」
「人の手と足…機械人形のようにもみえるな」
「呑気に観察してる場合か!」

マルシルはライオスにツッコミをいれると、ブルガは高笑いした。

「オホホホホ!到着したようね!さぁディランザ!あの者達をやぁ〜っておしまい!!」

ディランザと呼ばれた機械のゴーレムは筒状の物をライオス一行にむけた。

緑色の光線がダンジョンの床に当たると床が半分溶けていた。

「みんなひとまず逃げるぞ!」
「ダメ!間に合わない兄さん!?」

ディランザは光線を放つとファリンは防御魔法を展開させて光線を防いだ。

「ファリン!」

マルシルは叫ぶとディランザは筒状からまた光線を放った。

(爆発魔法、防御魔法、ダメ!そんな物じゃゴーレムの攻撃を防げない!)

ファリンは防御魔法を展開しているが限界であった。

杖に魔力を注いだ。杖の形状が変わるとマルシルはファリンの隣に立った。

(なら!光線を逸らす空間を作ればいい!!)

ファリンの防御魔法が解除された。

マルシルは杖を掲げると魔力で作り出した磁場を発生させディランザの光線を曲げさせた。

マルシルは怖い顔しながら光線を別の場所に曲げる。

「ひぃぃ!」

爆発音でチルチャックが悲鳴を上げるとマルシルは頭が痛くなる。

(わかる!よめる!けど…もう無理!!)

曲がった光線がライオス一行の方に降り注いだ。

「がぁ!?」

ライオスは爆発に巻き込まれ壁に頭が激突すると気絶してしまう。

「ライオス!」

センシはライオスを抱き上げると光線がセンシの方に飛んできた。

「逃げろセンシ!」

チルチャックがセンシの名を叫ぶと防御魔法が展開された。

光線は防御魔法に阻まれ瞬時に爆発した。吹き飛ぶセンシとライオスの二人はチルチャックの元に帰ってきた。

「センシ様!ライオス様!」
「ライオス!」

転移魔法で帰還したフェルンとイヅツミの二人が駆け寄る。

フェルンは浜辺で拾った木の枝を【魔法の杖】代りにしたが防御魔法は一瞬で粉々になった。木の枝と共に消滅した。

「グゥ!邪魔しちゃって!ディランザ!!」

ディランザは光線を最大出力でチャージする。イヅツミはブルガを見て殺意をむける。

「その顔…お前!!」
「オホホ!わたくしに獣人の小娘の知り合いはいないわよ」
「私の魂をイジったあの時の魔術師!」

イヅツミはブルガを睨むとチャージされた光線が大きな光となってイヅツミ達の方に迫りくる。

モチヅキはフェルン達の後ろから追いかけると巨大な大穴が出現した。

「うわぁぁぁ!」

チルチャックが叫ぶと全員が突然現れた大穴の中に堕ちていった。

— End —

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