
【異世界ファンタジー編】
「――なあ、ヨハン」
一歩。突然距離が縮まり、ドキリと心臓が跳ねた。有無を言わせないような雰囲気に、思わず口を閉じる。
「お前に会いに来た、って言ったらどうする?」
英雄になった幼馴染×村人
【現代編】
突如、ガシッと手首を掴まれた。驚いて振り向くと、俺の腕をしっかりと掴みながらこちらを見上げている彼の姿が。普段は大人しくてすかしているような奴なのに、今は珍しく焦りと怒りの感情が入り混じった複雑な表情を浮かべていた。
「……」
「な、なんだよ……」
あまり表情が変わらない魔術師×表情に出やすい戦士
「それでもオレは……お前に傷ついて欲しくなくて……体が勝手に動いたっつーか……」
「え?」
「あ、いや! まあ――多少無理しても、お前が治してくれるって信じてるからな」
「――っ、」
旅が終わろうとしている事実に段々と切なくなる僧侶×ほんのり僧侶のことを意識し始めた勇者
「っ、俺は……! ずっと、平和が一番だって、だから余計なことするな……ってお前によく言ってた、けどっ……!」
「うん……」
「本当は……あれは嘘だ。なんだかんだ、お前といると飽きなくて、刺激があって……お前と過ごした毎日が、一番楽しかったんだ……っ」
「歩くん……」
少し変わった親友×平凡男子高校生
河井さんは口元に笑みを浮かべたまま、少し照れたように頬をかいた。
「いや、なんか、ね。……木田くんと美味しいものが共有できて、嬉しくなっちゃって」
その言葉に、胸の奥がじん、と暖かくなるのを感じた。
――ああ、やっぱり今日、無理をしてでも河井さんに会いに来て良かった。
へたれ大学生×おじさん教授
――本当は、夜空に瞬いている星々よりも、隣に座っている彼から向けられている熱っぽい視線のほうが、ずっと気になって仕方がなかった。その冷たそうな手に触れて温めてあげたい。そう思うのに――手を伸ばせば届く距離にいるのに、僕にはそれができなかった。それをしてしまったら、この揺蕩うように流れる穏やかな時間が、すべて変わってしまうような気がして――
へたれ大学生×おじさん教授
















