
Sensitive content
Tap to view, or enable “Show R-18 content” in settings
衝動の果て、雨の中の解放
illust/145701872の続きです。 雨は止む気配を見せない。 キリトの頬を伝うのは、冷たい雨粒か、それとも拭いきれない悔恨の涙か。 濡れた手で、彼は自らの衣服を乱暴に押し広げた。 湿った布地が肌を擦る不快感さえ、今の彼にとっては、内側から突き上げる熱を鎮めるためのスパイスに過ぎなかった。 「……はぁ、っ……」 荒い呼吸が、雨の夜気に白く混じる。 彼は震える手で、自身の熱を露わにした。冷たい雨風に晒された肉体は、周囲の温度とは裏腹に、触れた部分から火傷しそうなほどに熱を帯びている。 アスナの面影が、瞼の裏に焼き付いて離れない。 彼女の指先、柔らかな肌の感触、自分を見つめるあの瞳。それらを思い出すたびに、剥き出しになった自身の熱は、より一層硬く、猛々しく脈打った。 彼は、己の欲望を隠そうとはしなかった。 濡れた手で、その熱い塊を乱暴に、そして激しく握りしめる。 「あ……っ、ああぁ……!」 肉が擦れる湿った音と、自身の荒い吐息だけが、路地裏に響く。 動きは次第に狂気を帯びていった。それは快楽を求めるためというより、自分の中の「やり場のない怒り」と「抑えきれない愛着」を、物理的な衝撃へと変換するための儀式だった。 視界が雨に霞み、思考が白濁していく。 脳裏には、ただ彼女への思慕と、果てなき渇望だけが渦巻いていた。 「……っ、あ、ああぁぁ!!」 限界は、唐突に訪れた。 激しい動きの果て、彼は天を仰ぎ、絶叫とともに全身を硬直させた。 熱い飛沫が、雨の滴とともに、自身の指先や濡れた地面へと散らばっていく。 すべてを出し切った後の、虚脱感。 激しい鼓動だけが、静まり返った雨音の中で、孤独に、力強く打ち鳴らされていた。

Comments 0
Related works 30























