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カモフラージュ大作戦

春野音春野音

ローゼマイン 7歳

SIDE:ローゼマイン

原作みたいに目立ちたくない!一般的な領主候補生として埋没したい!というわたしの願いを聞いてフェルディナンド様が動き始めた。

まず、秋の中頃、フェルディナンド様自らが特別講義を行うといって、次の冬に貴族院1~2年生に進級する子供たちを神殿に集めた。

ただ、この時期の神殿は既に清められ、わたしとフェルディナンド様が在籍しているとはいえ、貴族たちにとっては忌むべき場所と考えられていた。そのため、神殿に来れば魔力を増やす方法を教えてもらえるという噂を流したにも関わらず、集まったのは対象者の半数以下のたった8名。

__コルネリウス、ハルトムート、レオノーレ、リーゼレータ……原作のローゼマインの側近は全員来てるみたいやね。それにしても、一応領主候補生からの招集で、ギーべ領の子供に配慮して収穫祭のついでなら送迎可、泊まる場所がないならリンクベルク家の離れに下宿可っていう特別待遇を用意したのにこの集まりって……エーレンフェストの未来が思いやられるわ…。

「其方たちには、属性や加護を増やす方法を教える。なお、ここで学んだ情報は、2年後に貴族院で研究発表を行うまで秘匿してもらう。親や兄弟にもここで学んだ内容について話してはならない。契約魔術にサインしてもらうので、サインできないという者は今すぐここを立ち去るように」

皆期待と不安が入り交じったような顔をしていたが、立ち去る子はおらず、8名全員が口外禁止の契約書にサインをした。

「まず、神々の名前と祝詞を覚え、加護の取得の儀式を行ってもらう。本来は貴族院3年の1度限りしか行えないものだが、ここでは何度でも行うことができるため、まずは其方等の現状確認からだ。余程怠慢な者でもなければ、一月ほどで眷属の加護がいくつか得られ、中には属性を増やす者も出てくるだろう。シュタープ取得前に属性を増やすことができれば、より良いシュタープを得ることに繋がる。この季節半分ほどの努力で皆の将来が大きく変わる。心して取り組みなさい」

「「「はいっ!」」」

「なお、この取り組みは今年限りの予定だが、本日ここにいる8名に限り、貴族院で加護の取得の儀式を受けるまでの期間、事前予約をすれば神殿にて訓練を行うことを認める。では、着いて来なさい」

__契約書にサインする時点ではかなり不安そうな子もおったけど、自分が数少ないチャンスを手にしたと知って目がキラキラしとるね。

そう、これはエーレンフェストの学生は多数の加護を得るのが普通になって、わたしの入学前に祈りと加護に関する研究発表も済ませておけば、わたしが5年後に約40もの加護を得ても目立ちにくくなるのではないかという考えのもと実施することになったものだ。

だから参加者は来年、再来年に加護の取得の実技を行う1、2年生のみ。目標は20~30位の加護を得る子を排出すること。あと裏の目標で今年加護の取得する実技試験があるアンゲリカに、適性のある属性の神々の加護が得られるようにすることと設定した。だから、アンゲリカも護衛だけど、カルタとか神々の名前を覚える取り組みには主命令で強制参加だ。

__ヴィルフリート様が確か2年間祈念式とかの神殿行事に参加して12の加護を得ていたから、定期的に神殿に通えば絶対に達成不可能な目標じゃないはず!アンゲリカの落第はわたしとフェルディナンドが全力で阻止するから、リーゼレータとか頑張ってくれないかなぁ。レオノーレとかも何気に勉強得意だったから、コルネリウス兄様に良いところを見せるとかそんな理由でもいいから頑張ってほしい!(あっちなみに、この前お母様にお願いしたコルネリウス兄様の側近の件は、無事わたしの希望通りの貴族院滞在時のみの臨時側近扱いに落ち着いたよ!)

お披露目はまだだし、洗礼式の祝福返しも極々一般的なもだったのに、何故かハルトムートから初対面の挨拶を受けた時に、是非側近に引き立ててほしいと言われてしまった。

__なんでやろ…。かなり控えめにやったつもりやのに、ハルトムートには神々しく見えたんかなぁ…。

「ハルトムートの気持ちは理解しました。では2つハルトムートに課題を出しましょう。その2つを成し遂げることができればハルトムートの側近入りを認めます」

「はい、何なりと」

「1つ目はこの加護取得の講義に真剣に取り組み、来年の実技で20以上の加護を得て、再来年の研究発表を上級貴族として率いてください。20の加護は一見難しいように思えますが、来年の春から秋まで定期的に神殿に通えば決して不可能な数ではありません。研究発表に関しては、眷属の加護を得ている上位領地との共同研究とすることで入賞も狙えるでしょう。
2つ目は、わたくしの話を貴族院で広めてはなりません。わたくしは目立ちたくありませんし、フェルディナンド様が作られる特別な薬がなければ洗礼前に高みに上がっていたと言われるほど虚弱です。エーレンフェストから出ることを望んでおりませんので、わたくしの噂が他領に広がり、引き抜こうとする上位領地が現れると困るのです。もし、他の方から噂が広がるようならハルトムートはその噂を打ち消すよう動いてくださいませ」

「承知しました!必ず成し遂げます!このハルトムートにお任せください!」

— End —

Comments 13

まおむ1 个月前
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ケイ1 个月前

祝福テロをやって無いのに、何故かロゼマ側近を望むハルハル。 ロゼマは、加護取得とロゼマの噂阻止を課題に…祝福テロしてないなら、狂信者に成らず、上級貴族としてマトモに課題を熟すかな? 後、外聞魔獣が正式側近に成らなくて良かったね!ww

イヴリース1 个月前
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このは1 个月前
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三日月1 个月前
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1 个月前

最初にビシッ!と締めときゃ生粋の貴族だけに従順に従う…かな?ハルハル。 できれば就学前児童を取り込みたいけど、神殿蔑視の壁は厚かった! 選民思想にどっぷり染まったライゼガング系より、現実重視のベルネット家タイプどっかに落ちてないかなぁ…

ふーばあ1 个月前

春野音さま🌸 ふおおお~っ??? あのハルトムートが!  聖女伝説伝道師のハルトムートが、お口バッテン?  おとなしく守れるのかちょっぴり心配ですが、ロゼマ崇拝者だし  フェル様の実力行使もあるだろうし、今世は穏やかに生きたい  ロゼマちゃんの願いが叶いますように💖

美奈子鈴木1 个月前
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ねぼすけ1 个月前
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Sakuria
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