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スパダリを目指せ
嘴副題:原作キャラの人生ぐちゃぐちゃRTA 続き:novel/28279908 ネタです。雑です。突貫で書きました。誤字脱字とはマブです。 もっと書きたかったんですけど一旦これで完成とします。いつかリメイク出来たら良いな、そのときに矛盾点とか色々直せばいいや、の気持ち。 コメント、スタンプ、タグ、いつもありがとうございます。励みになります。シリーズものも頑張って書きますね……。 ジェームズとリリーの享年21なの、おお……ってなる。若者の命が軽く吹き飛ぶ治安、それが魔法界。 本当は本文に入れたかったおまけ↴ 「久しぶり〜」 男は人差し指で丸眼鏡を押し上げて、ニィと笑った。 「貴様は変わらないな」 「ルシウスは老けたね。てか禿げた?」 「寝たきり生活に戻りたいか?」 「冗談じゃ〜ん。そういえば、ルシウスの息子見かけたよ。ハリーとそれなり仲良いって言ってた。若い頃のあんたに似すぎでウケた。クローンかよ」 「貴様に言われたくないが」 「それもそうか」 巫山戯た態度の男だが、社交場では誰より貴族らしい振る舞いをするから憎らしい。要するに、彼は要領が良いのだった。おちゃらけている割に締める時は締める。 ルシウスは深く息を吐いた。 「……何故呼び出した」 「ホグワーツなら話が外に漏れにくいし、ルシウスも言い訳が効くでしょ、ほら、息子が心配で見に来ましたって」 「そういうことではない」 「え、じゃ何」 「何の用かと聞いている」 「可愛い後輩からのお誘い。勧誘。こっちにおいでよ」 「今更、無駄だと言った筈だ」 「考え直してよ」 「儀式の場に私も居た。見ただろう」 「いや諦めらんない。僕は諦めない」 ちなみにこの男、まだピーターのことも諦めていなかった。 彼はつくづく諦めの悪い男だった。昔から限界まで突っ走って突然パンクするような人間だった。 「諦めろ」 「お願い♡ せんぱい♡」 「相変わらず、貴様は馬鹿な後輩だ」 「ひど。なんか目覚めてから色んな人からバカアホマヌケって言われてさあ、いい加減、暴言も食傷気味だよ」 「そのまま食中毒起こして苦しめ馬鹿者」 「絶対嫌で草」 「……12の時からの付き合いだ」 「僕とルシウスの話? そうだね、初めて会ったとき、少なくとも僕はホグワーツに入学してなかった」 「何度もどうでもいいパーティーでどうでもいい話をした」 「どうでもいい演説とか聞いたりね」 「私は貴様のことを切り捨てた。家族に比べれば貴様はどうでもいい人間だからだ」 「でしょうね! 言う必要あった? それ」 「しかし他人と比べたら、死ぬには惜しい人間だと思っていた」 「え急にデレるじゃん。嬉し。ありがとう」 「私は……随分子供の頃から、狡猾に冷徹に生きるよう心がけてきたが」 「うん。頑張ってんな〜と思って見てたわ」 「息子は私によく似ている。見ていると、分かることがある」 「うん」 「臆病なんだ」 「はは、知ってる」 「私は、だからつまり……ずっと……」 「……」 「おまえが死ぬのが……怖かった」 ルシウスは抑揚のない声で小さく零した。睨むような目をしていた。 ややあって、さらに小さく、消え入りそうな掠れ声で付け足した。 「……今でも怖い」 ルシウスの言葉に、ふ、と男は微笑する。 「そっか」 「……ああ」 「そう言われると、死にたくなくなっちゃうな」 「死にたかったのか?」 「どうだろ」 榛色が一瞬揺らめき、すぐに凪いだ。 「……わかんないや」 軽薄な笑みを絶やさない目の前の男に、ルシウスはぐっと顔を顰めた。