「はあ…はあ…」
最っ悪…!
何なんだよ、俺関係無いのに!
「はあ…はあ…」
俺は、今借金取りから、逃げてる。別に、俺が借金をした訳じゃない。親父だ…。
俺には、母親がいない。父親と二人暮らししてたんだけど、俺ももう成人して、家を出た。
親父は、酷いやつだった。仕事はクビになるわ、酒癖は悪いわで、おまけに、女遊びも酷かった。毎晩毎晩、知らない女を連れて来て、俺を家から追い出していた。
だから、家を出た時、俺は、絶対親父とは関わらないと決めていた。
なのに、何で俺が、借金取りに追いかけられなきゃいけないんだよー!
「はあ…はあ…うわっ!!!」
―ドサッ
「…ッ」
ヤバい!
「よしっ!やっと捕まえた!」
「おらっ!さっさと来い!」
くっそ~!
俺は、呆気なく、捕まった。
こうして、連れてこられたのは…ご、極道…。
あんの親父!ヤミ金に手ぇ出してたのかよ!
俺は、道場(?)のような建物の中に、引きずられるように入っていった。
俺を捕まえた、男の一人が引き戸を開けた。
すると、すぐに、大きな玄関がお出迎え。そして、その後に長い長い廊下があった。
…広っ!
男たちに引きずられるようにして、一番奥の部屋まで来た。
一人の男が、ドアをノックして、
「捕まえました。」
と言った。すると、中から
「入れ。」
という声がした。男が、
「失礼します。」
と言って、ドアを開け、俺を中に押し込んだ。
中は、物凄く広く、学校の体育館位の広さがあった。
部屋の中心に、足を広げて椅子に座っている20代と見られる若い男がいた。その男の足元には…今最も見たくない顔があった。
「あぁ、菊池さま、こいつが俺の借金を肩代わりする息子です。」
親父は、俺を指差して言った。
「はぁ!?」
何を言ってんだ、こいつは。借金の肩代わり?するわけねえだろ。
「ふーん。君が、お父さんの借金を返してくれるんだね?」
男は、言った。
「いやいや、こいつの借金の肩代わりなんてするわけねえだろ!何で俺が、そんなことしなきゃいけねぇんだよ!第一、俺はこいつのことを親だと思ったことは一度もない!」
俺は、怒鳴るように言った。
「と言っているけど?金子さん?」
「…ぐっ!てめぇ、親に向かって、なんて口聞いてんだ!」
親父は、俺を睨んだ。
「だ·か·ら!俺は、あんたのことを親だと思ったことは一度もないんだよ!」
「…ぐっ!」
俺は、親父を見下ろした。
「連れてけ。」
男は、無表情で言いはなった。
「はっ!」
すると、さっき俺を捕まえた男たちが出てきて、親父をつかみ部屋を出ていった。
「い、いやだー!!助けてくれー!」
という叫び声を最後に、親父は消えていった。
まぁ、自業自得だよな。俺が内心呆れていると、
「さて、」
と男の声がした。
俺は、はっとして男の方を向いた。
「お前の親父の借金はどうする?」
「えっと…」
俺が、答えられずに口ごもっていると、男が口を開いた。
「じゃあ、体で払うか?」
―は?
俺は、驚いて男の顔を見た。男は、ニヤニヤしていた。
「…かっ、体でって…人身売買ってことか?」
「…は?」
「…は?」
え?何でこいつが黙るんだ?
「ぶっ!はははははっ!!」
????何で笑い出したんだ?
「えっ?」
「はははっ!ひー、お、お腹いてぇ!だはははははっ!!」
「い、いつまで笑ってんだよ!何がおかしい!?」
「いやー、体で払うって、セックスのことなんだけど?」
「…へ?」
せ、せっくす?
「せっくすってなんだ?」
「…は?」
「…は?」
「お、おまっ、まじかよ!?はははははっ!」
「おい!何回笑うんだよ!」
「い、いやーwだってさぁ、お前男だろ?」
「?そうだよ。女に見えるか?」
失礼なやつだな。
「性欲とか無いのかよ。」
「生きるのに必死だったから。」
「お前、まさか友達とかいなかった?」
友達か…。
「いなかったな~。小中高、ずっと一人だったからな~。いじめられてたし…。」
「ふーん。で?」
「ん?」
「どうする?」
「何が?」
「体で払うか?」
「あぁ…」
う~ん。セックスってなんなんだ?
「セックス、気にならないか?」
正直…
「気になる。」
「よし、決まり!こっちこい!」
そう言って、男は俺の腕を掴んで、ベッドのある部屋まで連れてきた。
「何?寝るのか?」
「バーカ、ちげぇよ。」
そう言うと、男は、フッと微笑んで俺のことをベッドに押し倒した。
「ちょっ!?な、何するんだよ!」
「何って…セックスだけど?」
男は、何の躊躇いもなく俺の服を脱がせた。
「は?な、何で脱がせてんだよ!?」
「いいからいいから。」
俺は、すぐに全裸になった。
「おいおいおい!?」
「お前うるさい。」
この状況で落ち着いてられる方が可笑しいだろ!
男は、俺の体を隅々まで触ってくる。
「ちょっ!まっ…ンッ」
ヤベ!変な声出た!
「へ~、なかなかいい反応するんだな?」
「違っ…ンッ…ァッ…や、やめ…」
くそ、声が勝手に…。
「ほらほら、まだ準備体操だよ?」
「ハァ…ァッ」
「ん。そろそろいいかな。」
な、何をするんだ?
「!?」
いたっ…!急に下腹部に痛みを覚えた。
「痛いか?」
「ハ…ハァ、…ンッ」
やばいやばい!!なんか、いたいんだけど…、それよりも、き、気持ちいい…。
「ァッ、ンッ…ハァ…な、何…」
思ったように声が出ない。
男は、俺のことをまるで割れ物を扱うように触れてくる。
「はぁ…やっ、んんっ♡」
「…はぁ…可愛い…」
「へ?」
「もっと可愛がりたい…。」
!?こいつ、何を言ってるんだ?でも…
-ギュッ
「ど、どうぞ…」
「!…ありがとう。」
-チュッ
ーパンッ パンッ
「ンッ…ハァ…アッ」
やばい…気持ちいい…。さっきから、何回も白い液体出てるんだけど…。
「な、なぁ…」
「ハァ…ん…?…何…?」
こいつも、スゲー気持ち良さそう。
「えっと、い、いつまでやるんだ?」
「え?もうやだ?」
うっ、上目遣い…。
「さ、さすがに、疲れてきたんだけど…。」
「そっか、じゃあ、あと一回だけ…」
-チュッ
「ンッ…ハァ」
「なぁ、今やったのが、セックス?」
「うん、気持ち良かった?」
「お、おぉ」
めっちゃ、気持ち良かった。
つーか、こいつ、さっきと雰囲気ちがくね?
「ねぇ…」
「ん?何だ?」
「名前、聞いてなかった。」
「あぁ。そうだった、俺は、詩音(しおん。金子 詩音。」
「僕は、菊池 蒼星(そうせい)。」
一人称、僕なんだ…。
「あ、あのさ…」
「ん?」
「ぼ、僕さ、し、詩音のことが好きなんだ!」
「…は?」
思考停止。
「セックス、めっちゃ気持ち良かったから。」
「…まぁ、俺も、気持ち良かったけど…。」
「じゃあ、結婚しようよ。同棲しよう。そしたら、いっぱい、セックスできるよ。」
「結婚って…。俺ら、男同士だろ?」
「うん。でも、平気だよ。なんていったって、僕は"菊池組"の頭だよ?」
俺は、しばらく考えた。こいつ、何かやばいこと言ってないか?
「…じゃあ俺、お前の家で居候したい。」
「…え?居候?」
「そ。」
「結婚じゃダメ?」
うっ、また上目遣い。
「結婚はまだ早いと思う。もっと相手のことを知ってから考えよう。な?」
「そっか、そうだよね。うん、わかった。」
「ん。じゃあ、これから、よろしくな。」
「うん、よろしく!」
こうして、俺は、こいつの世話になることになった。




















え、、、、 受け可愛すぎませんか? え?????? Kuroiさん神ですか?? 続き待ってます!!