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落ちた太陽2‐2
昼休み、瑠璃は校舎裏に隠れていた。 さすがの忍も学校ではリスクを考えて手を出してこないと思いたい。 しかし、相手が相手だけに念には念を入れることにしたのだ。 「いつまでもこんな事続けてられないよなぁ」 瑠璃はこれからの学校生活を思うと憂鬱になった。 (やっぱり誰かに相談した方がいいよね..) 「キーンコーンカーンコーン♪」 瑠璃の思いを打ち消すように、午後の授業の予鈴が聞こえてきた 「そろそろ教室に戻らないと」 瑠璃は戻ろうとしたが、突然背後から伸びてきた手によって、その場に釘付けにされてしまった。 「るーりちゃん。こんなところで何してるのかしら?」 忍に後ろから包み込まれるように抱きしめられ、さらに予想もしなかった大胆な手の動きに、瑠璃はキャパオーバーになってしまった。 「ふゃっ!? せ、先生……っ!? な、なに、して……っ」 驚きと恥ずかしさで顔を真っ赤にし、声を上げそうになるのを必死でこらえる瑠璃。 しかし、背中から伝わる先生の体温と、耳をくすぐる吐息のせいで、体に力が入らなくなっていく。 「静かにしないと、他の生徒に聞こえちゃうわよ?」 忍は瑠璃の焦る姿を愛おしそうに見つめると、さらに距離を詰めて彼女の胸に手を伸ばした。 (ああっ、またイタズラされちゃう...) 忍は抵抗できない瑠璃をそっと振り向かせ、逃げ場をなくすように校舎の壁へと追い詰める。 「先生、だめ、です……誰かに見られたら……ここは学校なんですよ……」 潤んだ瞳で懇願する瑠璃。 しかし、背中から伝わる大人の力に抗うことができず、必死の抵抗も虚しくその場から逃げ出せない。 忍は瑠璃の脚の間に自分の脚を潜り込ませる。 そして、忍は瑠璃の抗議を無視するように、その控えめな胸を揉みしだく。 瑠璃は、学校で自分の胸を揉まれているという非現実的な状況を受け入れられずにいた。 「あっ……や、やめてください、お願――」 その言葉は途中で遮られた。 強引に重ねられる唇。 最初は優しく、そして徐々に深く、瑠璃の思考を奪い去るような熱いキス。 瑠璃が拒もうと口を閉ざしても、強引にこじ開けられるようなディープキス。 頭が真っ白になり、息もできず、ただただ早く終わってほしいと願うだけの恐怖の時間が、青空の下で過ぎていく。 ようやく唇が離れた瞬間、瑠璃の目から堪えきれなくなった涙が激しく溢れ出し、頬を伝い落ちた。 体は恐怖でガタガタと震え、先生のスーツの襟を突き放そうと、両手に必死に力を込める。 「あら、そんなに泣くほど嫌だったかしら……?」 忍は少し不満そうに眉を下げたが、その瞳の奥にある歪んだ執着は消えていない。 瑠璃の涙を指先でなぞりながら、さらに距離を詰めてくる。 「だ、だって、先生とこんなこと……間違ってます……っ! お願いですから、もう放してください……っ!」 嗚咽を漏らしながら必死に拒絶し、拒む瑠璃。 しかし、その必死の抵抗さえも、忍にとっては自分を愉しませる要素でしかない。 「間違ってるなんて、誰が決めたのかしら?」 瑠璃の拒絶の言葉など、忍の耳には届かなかった。 小さく首を振って拒み続ける瑠璃の顎を強引に掴み上げ、逃げ道を完全に塞ぐ。 「諦めなさい、瑠璃ちゃん。貴方はもう、私のものよ」 「嫌っ……、先生、やめ――」 最後の抵抗も虚しく、再び深い口づけが瑠璃の唇を塞いだ。 今度のキスは、先ほどよりもさらに深く、瑠璃の自由と意志を完全に奪い去るような絶望の口づけ。 誰にも見つからない校舎の死角で、彼女の拒絶の叫びは、ただ一方的な熱の中に掻き消されていくのだった。

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